プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2008年05月30日

ハーフミラー交換

不良のハーフミラーをファインダーから取り外します。

強力に接着されていて簡単には外れません。
アルコールやシンナーなど色々な溶剤を使いましたが、
即効性はありません。

暫くして、溶剤の効果があったのか、少しずつ緩み始めました。

IMG_3186.jpg

根気良くやれば綺麗に外れます。

次に、同じ大きさのハーフミラーの切り出し。
高価なガラス板なので特に緊張します。
前回は斜めに割れてしまい、大失敗。
ガラスカッターの使い方も、回数を重ねると慣れるそうですが……。

今回は罫書き線が歪んでしまい、
微妙に台形になりました……。

IMG_3187.jpg

でも台形の影響はなし。サイズはぴったりでした。




posted by masaty at 23:11| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

ハーフミラーのメッキが綺麗に拭き取られています……。

次にファインダーを調べてみます。

IMG_3184.jpg

フレーム枠の左側の針はゾーンフォーカスを示します。
ヘリコイドの動きに応じてレバーが押され、針が上下します。

問題のファインダー。
IMG_3185.jpg

ハーフミラーが綺麗に剥がれています。
フレームがほとんど見えなかったのはこの為です。
posted by masaty at 22:32| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

明るさに応じてプログラムオートが作動しています。

2枚羽根シャッターは構造がシンプルです。

IMG_3172.jpg

シャッターメカ部分です。
羽根を動かすレバーが矢印方向に動くだけで羽根が開閉します。

羽根を掃除して組み上げました。
IMG_3179.jpg

レールの円板を乗せるときに、
矢印のようにそれぞれのピンがレールに嵌るのを確認します。
IMG_3180.jpg

ちょうど真上の四角いピンは隠れやすく、
隠れたまま円板を押し込むと変形してしまいます。


シャッターユニット、露出計を前板に取り付け、テストです。

IMG_3183.jpg

明るさに応じてプログラムオートが作動しています。
posted by masaty at 22:45| 大阪 | Comment(1) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

カニ目リングの外し方

引き続きご質問にお答えします。
今回は、カニ目リングを外します。

http://masaty.seesaa.net/archives/20061028-1.html

たいていの場合はこれで何とかなるのですが……。

ペトリハーフは裏側から見ると、
IMG_3275.jpg
レンズの周りにギザギザのカニ目穴付きリングが見えます。
これはレンズのリングです。
その外側にちょっと解りにくいですが、
カニ目溝付きのリングがあります。
ちょうどフイルムの対角線位置に太目の溝が見えます。

そこに改造ラジオペンチの先を乗せて反時計周りにグッ…
と行きたい所ですが、フイルムの枠が邪魔になりそうです。

このカメラの場合、運が良くてわずかに緩める事ができました。
あとマイナスドライバーでコチョコチョとやるとリングが外れました。

おそらくこのようなタイプのカニ目リングは専用工具的なものを使うのでしょうね。

私の場合、こんなやり方で外したりします。
あまりオススメしませんけど……。

IMG_3276.jpg

太目の釘です。
釘の両端をカットします。
カットしたシャフトをラジオペンチで摘み、
カニ目リングの溝にはめ込み、回すのです。

IMG_3277.jpg

このやり方でもかなりのリングを回してきました。

ただ、硬すぎる場合はシャフトが曲がる場合もあります。
後群のレンズが奥の方にある場合にしかできません。
押えて回す時にラジオペンチをレンズに当てて破損させる危険性もあります。
ですから、オススメいたしません。
でも試される方は、くれぐれも自己責任と言う事でお願いいたします。





posted by masaty at 01:17| 大阪 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ペトリハーフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

nikon FE の巻上げレバーの取り付け

今日は、nikon FE の巻上げレバー取り付けのご質問にお答えします。

まず、巻上げが中途半端な状態の可能性があるので、ねじりバネを外した状態で巻き上げレバーを取り付け、しっかりと巻き上げます。
ねじりバネの作用がないためレバーが戻りませんから、
手動でレバーを戻します。
これでシャッターがチャージされた状態です。
シャッターが切れるので、切っておきます。

次に、
IMG_13266.jpg

ねじりバネの写真です。上の黄矢印が巻き上げ側、赤が本体側です。
本体側のコの字を
IMG_13267.jpg
ピンセットの指している穴に引っ掛けます。
なかなか引っ掛かりませんが根気良くやりましょう。
IMG_13268.jpg
矢印方向に回しながらやると何時かは引っ掛かかります。
写真の状態になります。

次に上側を巻き上げレバーに引っ掛けて、
IMG_13269.jpg

矢印方向反時計回りに1回転させて、

IMG_13270.jpg

嵌め込みます。押えリングをねじ込んで完成。
これで直っているはずです。
posted by masaty at 00:56| 大阪 | Comment(2) | TrackBack(0) | ニコン FE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

シャッターは小型ユニットのセイコーシャL

レンズ銘板、レンズ、セレン・・・と外していくと、

IMG_3164.jpg

ご覧の通り。
レンズ鏡胴に比べてユニットが小さいですねぇ……。
ミノルタルポのシチズンLと同じ大きさです。
シャッターの構造は同じですが、セイコーの方が部品点数が多く、
精密感があります。

IMG_3165.jpg

IMG_3171.jpg

シャッターも2枚羽根。 絞りは4枚羽根です。

参考までに、ミノルタレポのシチズンLです。
https://masaty.up.seesaa.net/image/IMG_2803.jpg
posted by masaty at 22:52| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

廉価版とはいえ、手抜きの無い造りです。

メーターを外すとこの様になります。
IMG_31551.jpg
左上の円弧型カムは感度リングに連動していて、
感度を変えるとメーターが回転する仕組みです。
右上はメーターの針が嵌る溝です。

前板からレンズを外すと、
IMG_31561.jpg
レンズ側にメーターの針を押える円弧状のカムと
円弧型のノコギリカムが見えてきました。
シャッターボタンを押すと円弧状のカムが針を押え、
次に押えられた針の位置までノコギリカムが回転します。
それぞれのパーツはとてもきれいに磨かれ、仕上げが綺麗です。
露出にかかわる箇所なのでしっかりと手抜き無く造られています。

IMG_3162.jpg
シャッターも絞りも全く動かないので分解します。

posted by masaty at 00:07| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月17日

メーターの針を修正

前板を外すと、メーターが取り付けられていました。

IMG_31451.jpg

メーターの針はファインダー表示用と露出制御用とが繋がっています。

良く見ると、やはりファインダー表示用の針が曲がっています。
IMG_31471.jpg
最初に分解された方が不注意で曲げてしまったのでしょうか……。
爪に引っかかっています。

折れないように注意して針の角度を修正すると、
IMG_31481.jpg
しっかりと振れるようになりました。
針の動き具合からみて、セレンはそれほど劣化していない感じです。
posted by masaty at 22:18| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月15日

セレンは生きているようですが…

シャッターはチャージされたままで動きません。
ファインダーは妙にクリアーで、フレームや目測の距離指標、30から250までの露出指標が薄っすらと見えます。
ハーフミラーが薄すぎる感じです。
セレンに光を当てるとファインダー内の露出指針が、
どこかに引っかかっているようで、30のあたりでロックしてしまいます。
トップカバーを外してみると、
IMG_31441.jpg
前板に直接メーターが取り付けられています。
露出計の針は曲がっているのか……?
針がメーターの調整爪に引っかかって左方向に振れません。
セレンには反応しているようです。
posted by masaty at 22:08| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

面白味の無いカメラですが・・・

キャノネットジュニアです。
IMG_31411.jpg

キャノネットの廉価版と言う感じ。
ジュニアと言っても幅が少し短いくらい。
ニューキャノネットよりも随分大きいです。
ピントは目測式。レンズは40mmF2.8。
シャッタースピード、絞りは選ぶ事が出来ず、カメラ任せ。
たいして面白味の無いカメラですが、ちょっと変わっているのです。

IMG_3176.jpg

スプロケットが付いていません。
おかげで幅を短く出来たのでしょう。

posted by masaty at 23:27| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノネット ジュニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

ボディを磨くには最適です!

仕上げにボディを磨きます。
水につけてこするスポンジを使ってみました。
スポンジと言っても細かい研磨剤が入っているようで、塗装面は剥げてしまうので要注意。

IMG_3140.jpg

メッキのシミや錆が結構きれいになります。
特に旧型レポのボディは最初に比べて
かなり綺麗になりました。

IMG_31521.jpg

2台同時に比べながら修理しましたが、旧型、新型ともに外観以外は同じものでした。
新型の方がオリンパスペンを意識してか、両脇の高さを3ミリほど低くし、より小型を強調したのでしょうか…。
旧型は後の新型レポSに似ており、あっさりしたデザインですね。



posted by masaty at 23:17| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ミノルタ レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

前板の取り付け

遮光板と本体の間にアルミ板が嵌りました。
これで前板がしっかり固定できます。
IMG_31351.jpg

前板にレンズブロックを取り付け、本体に固定します。
IMG_3138.jpg
posted by masaty at 10:02| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ミノルタ レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

前板の固定に苦労しました・・・。

修理不能でヤメにしようかと思ったのです……。
でもせっかくここまでやって来たので
もう少し頑張ってみようかと・・・・・・。

前板のレンズを乗せる面とフイルム面とを平行にするのが大変でした。
色々やってみて、こういう感じで固定しました。
IMG_3131.jpg
2ミリ弱のアルミ板を遮光板の下に固定し、
IMG_31321.jpg
前板の下部分が矢印のようにアルミ板の上に乗ります。
このアルミ板の奥行きの長さを決めるのが面倒でしたけど……。
posted by masaty at 23:41| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ミノルタ レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月04日

ダイキャストの左下も破損……

レンズブロックを固定すダイキャストをボディに固定してみます。

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目で見ただけで歪んでいるのが判るほど酷いものです。
下側が亀裂があったり、破損していることから
硬い地面に落下させたのでしょう。

歪みを修正するためにバイスで修正。

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ところが……、

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亀裂の入った部分もボッキリと折れてしまいました……。
posted by masaty at 00:39| 大阪 | Comment(3) | TrackBack(0) | ミノルタ レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

シャッターユニットが回復

羽根の滑りがよく、快調に動きます。
鉛筆の芯の効果が大きいようですね。
そう言えば、動きの悪いカギは注油しないで鉛筆の芯を砕いて鍵穴に注入する話を聞いたことがあります。

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シャッターユニットが回復しました。

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posted by masaty at 09:36| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ミノルタ レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする