距離計の調整。

　ファインダーレンズの掃除が終わり、

見え具合は比較的クリアーだ。

距離計の上下がずれている。

ピンセットの先で指しているネジが上下の調整用。

大型なので、調整が楽だ。

このピンセットで指しているネジは、

左右を調整する。

組み立ててレンズを取り付け、

無限大を調べる。

ズレは無く、上下の調整のみで終了。

試写が楽しみだ。

バルサム切れ

接眼レンズをすべて外し、

汚れを拭き取るが、

コーティング劣化による曇りだったため、

こんな状態になってしまった。

見え具合にはそれほど影響なく、

曇っているよりは随分ましだ。

対物側のレンズを外す。

ハーフミラーの裏側の汚れが綺麗に拭き取れる。

対物側のレンズは、

張り合わせ部分に極小の気泡のようなものが見える。

バルサム切れだ。

これはどうにもならない。

距離計を分解する。

距離計に黒塗りの天板が貼り付けられている。

この板のおかげで、ファインダーの見え方がスッキリ見える。

板をはずすと、ハーフミラーが見えてくる。

ハーフミラーの鍍金に劣化は無くひと安心だ。

しかし、接眼レンズが酷く曇っているなぁ。

接眼レンズを外すために、外側の貼り皮を剥がす。

４箇所ねじを外せば、

枠が外れ、

曇りレンズが外れる。

距離計を外す。

曇りファインダーを掃除するため、

とりあえず、距離計を外してみる。

カメラが大きい分、止められているねじも大きく、

普通のねじ回しを使う。

簡単に外れた。

距離計につながるアームにもピント調整用のねじが見える。

大型でわかり易い。

大型の距離計だ。

距離計を外すと、ボディは単なる暗箱のみ。

シンプルな構造だ。