ここで、シャッターが作動する機構をおさらいして置こう。
まず、シャッターボタンを押すと、
赤矢印のレバーが右側へ動き、
ミラーボックスの赤矢印レバーが右側に動く。
すると、ロックが外れて黄色矢印にミラー作動機構が働き、
その黄色矢印の左端が、
下の写真のシャッターユニットの黄色矢印を押し込む。
シャッターは、チャージされた状態が下の写真で、
上の黄色矢印に押し込まれてシャッターが切れる。
シャッターが切れ終わると、中ほどの円盤の右に見えるレバーが
赤矢印方向に飛び出し、
その飛び出したレバーが、ミラーボックスの下の写真
赤レバーを押し込む。
元の位置に復帰する。
この一連の動きは、ねじりバネの強さ、レバーの戻り具合など、
ピタゴラ装置が正常に作動して成り立つ。
装置の一一箇所でも止まると、故障した状態になってしまう訳だ。