シャッターユニットに4箇所ネジが切られています。
外枠にも同じ位置に穴が開いていました。
蛇皮を貼り付けてから
ネジで留めるのを忘れていたのでしょうか……?
距離計のアームの先は、ライカの場合丸いコロが付いていますが、
フェドの場合、先の尖がったパーツが付けられています。
ライカのような回転するコロと違って固定されているので、
レンズ側の磨耗が心配です。
この辺りがライカと違う部分です。
幕の劣化が酷いですね……。
簡単に裂けてしまいます。
スローシャッター、シンクロが無いので、構造が解りやすいです。
フェドとは言え、きっちりと修理すればライカに近い精度のあるカメラに蘇ります。
この際、シャッターユニットもバラバラにして、回転部分すべてを調べてみます。
先幕、後幕の巻き取りドラムを分解。
グリスがカラカラに乾いていました。
幕速にムラが出ないように
スプリングを洗浄してグリスを注入します。