レンズ側から見て右側の煙突のような棒が巻き上げレバーです。
しっかりと押し込むと、巻き上げチャージが完了します。
この棒をプランジャーと言われていますが、
シャッターを切らなくても何度でも押し込むことが出来ます。
通常は、シャッターを切らなければ、スプロケットは回転せず、カウンターも進みません。
ところが、これは常に回転して、カウンターが進み続けます。
巻き上げ関係が不調です。
とりあえず、シャッターを押すと、
一応切れていますが、スローが粘り気味ですね……。
ぴんと合わせは、右手の親指に掛かるところにあるダイヤルを回します。
http://masaty.seesaa.net/archives/20090424-1.html
先日修理したフジカ35Mが参考にしたであろう構造です。
底蓋を開けると、矢印のところにピンが出ていますが、
とてもよく出来た構造です。
巻き上げ始めると、ピンがあがり、底蓋についているフイルム圧板が引っ込みます。
巻上げが完了するとピンが下がり、圧板が出てきます。
つまり、チャージが完了後、フイルム平面性を良くするため、しっかりと押さえつける訳ですね。