中学時代のことです。
同級生のカメラ屋の息子が、或る日フジペットを学校へ持ち込み、
『ジャンケンの勝ち抜き戦に勝った者にヤル』
と言って、近所の友人が獲得しました。
私は、金持ち野郎のゲームには蹴ったくそ悪くて参加しませんでした。
でも、友人が獲得したそのカメラの事がずっと気になっていました。
その友人とは、よく彼方此方出歩き、彼はそのフジペットで写真を撮っていました。
万博が始まり、私もペンEESー2を購入。
写真を撮り比べたものです。
ペンの場合20枚撮りフイルム1本で40数枚撮れましたが、フジペットは12枚。
フイルム代、現像代はかなり割高でブツブツ言っていました。
フジペットは見た目、おもちゃの様なカメラです。
しかし、友人が写した通天閣の柱一本一本が細かく綺麗に写っていた事が
特に印象に残っています。
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