キャノネットの本体からカウンター部分を抜き取ります。
2本のネジを外すと引き抜くことができます。
黄丸の位置に、本体側にある巻上げと連動する軸が嵌ります。
一回巻き上げと同時にこの軸も左方向に動き、また戻ってきます。
軸と接しているバーが左に押されると、カウンターが送られます。
詳しく見ると、
カウンターギアに2箇所板バネがかかっていますが、
バーを左に押していくと、1枚の板バネはカウンターギアを固定し、
2枚目の板バネがギアの山をすべり谷へ落ち込みます。
その後、バーが右方向に戻されると、
谷に嵌った板バネが一コマ送る仕掛けです。
カウンターが送られない状態は、
ギアの山をすべる板バネが谷に落ち込まないうちにバーが戻ってきてしまうのでしょう。
このバーを微妙に曲げる事によって調整できるかもしれません。
でも下手すると折れてしまうかもしれませんので、要注意です。
それか、もしかすると本体側の巻上げとともに動く軸を調整できるかもしれません……。
プロフィール
カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
2010年03月03日
カウンターを分解
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直そうかと思っているボディにはゾルキのlVの距離計ミラー不良、コンタックス3のメーターにミノルタ35Eのシャッター幕…等があります。また御助力ください。
コンタックスVの露出計は、セレンが劣化しているかもしれませんね。