と言うのも、レンズから入射した光は
ペリクルミラーを通過して
常にシャッター幕にさらされています。
誤って太陽に向け、幕が焼けるのを防止しているのでしょう。
レンジファインダータイプも同じ金属が使われていますね。
丈夫ですが、シャッター音は大きいです。
さて、ミラーボックスの側面ですが、
シンクロ側にガバナーが取り付けられています。
レバーを押すと、キュンキュンと音がします。
巻き上げるときに鳴く音がする原因は、この部分でした。
分解注油のため、後でミラーボックスを前板から外します。
Cdsはミラーの内側に仕込まれています。
セルフタイマーレバーを逆側に倒すと、
Cdsが起き上がってきます。
同時に絞込みレバーが作動し、
レンズの絞りが絞り込まれます。
レンズマウント側から見ると
こんな感じです。
絞り込まれた状態で光を測る絞込み測光です。
また、ミラーを通過した光をそのまま計るので、
『絶対測光』とカタログに書かれていました。
光を計る範囲は中央部の長方形部分だけなので、
スポット測光に近い測光方式です。