プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2011年10月19日

不調の原因はブレーキゴム

羽根を交換しましたが、シャッターの動きに難があります。

シャッターを巻き上げると、
ミラーを復帰させるレバーが引っ込みます。

そしてシャッターを切ると、軸の回転によって
レバーが矢印方向に飛び出します。

IMG_0045-2.JPG
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こ飛び出したレバーは、ミラーボックスの
ミラー復帰レバーを押し込み、ミラーが元の位置に戻ります。

この回転軸の中にゴムダンパーが入っていて、
グリス切れによって回転が悪くなります。

すると、
IMG_0091.jpg
時々、幕が最後まで戻りきれない事が起こります。
矢印のように幕の端が見えています。

この状態だと、ミラー復帰レバーを押し切る事が出来ず、
シャッターを切った後、ミラーが戻らない症状がでます。

前回部品取りのユニットをバラバラにして研究できたので、
今回も、不調の原因になるブレーキゴムを外してみます。
ユニット分解するにあたり、必要以上の分解は避けたほうが良いです。

必要な分解とは、幕の交換や、以下のブレーキ部分までです。
ユニットと幕を押さえる大きな円盤を外してしまうと、
ギアの位置関係が判らなくなり、後の調整が難しくなります。


逆ネジです。 
この円盤を外すと、

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シャッターのテンションがリリースされてしまい、
冷や汗が出ますが、全く心配ありません。
テンションを掛ける軸と、シャッター羽根とのギアを外さない限り、大丈夫です。

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円盤を外すと、カニ目リングが見えます。
このリングは、正ネジ。反時計回りで外れます。
これを外すと、ブレーキ部分が外れます。

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外枠にもゴムの一部が付着しているようです。
回転が重い感じです。

IMG_0095.jpg

ブレーキを外したらこのようになります。
幕がグルグル回りますが、
円盤を留める軸と、シャッター幕のギアをばらさない限り、
元のテンションに戻せます。

IMG_0096.jpg

ブレーキゴムを外してみます。

IMG_0097.jpg

ゴムの嵌っていた部分も黒く付着しています。
このブレーキゴムは本来グリスが塗られていて、
適度にスリップさせるという事です。
長期間の間にグリス切れを起こし、
そうなると回転不良。そしてミラーが戻らなくなる訳ですね。





posted by masaty at 23:52| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | オリンパス ペンF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
拝見させていただいています。
画像を見ていると、自分がやっている錯覚に陥りわくわくします。
Posted by 元依頼者 at 2011年10月21日 09:55
こんばんは!
一緒にわくわくして頂き、
感謝、感激です。
私も元依頼者様と一緒になって
やっているような気がしてきました。
Posted by マサティ at 2011年10月21日 23:09
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