プロフィール
11.jpeg

カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
image.jpg
よろしかったらクリックお願いします
にほんブログ村 写真ブログ クラシックカメラ・クラシックレンズへ
banner2.gif

2007年08月22日

スローガバナーの構造

ガバナーの取り付け。
スプリングにテンションを掛けて取り付けます。
テンションは、主軸に嵌っているドーナツ状のギアを半時計方向に回すと掛かっていきます。
ギアが戻らないよう止めたまま取り付け、ギアから手を離すと勾玉型のカムが戻り始めます。
後幕を止めるピンを赤矢印方向に押し込み、停止します。

IMG_3634-2.jpg

先幕に連動する円盤にシャッタースピードの溝が掘らています。
舟形を蹴飛ばすピンがこの溝に嵌り、嵌る位置によって幕のスリット幅が決まります。

この溝を良く見ると途中から浅くなっています。
蹴飛ばしピンを浅い溝に嵌めようとすると、ドーナツギアに打ち込まれているピンに引っ掛かり、ガバナーのテンションを掛ける事になります。


IMG_3632.jpgIMG_3631.jpg

つまり、浅いピンの時はスローシャッターになる訳です。

シャッタースピードダイヤルは1/25から1秒のとき、ダイヤルが少し持ち上がった状態になるのが特徴です。
posted by masaty at 23:16| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ゾルキー3M | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 あ〜なるほど(@ @)。こういうことだったのですね。不思議な合理的構造で、さすがロシア? ライカLでもスローは底の方だったし、なかなかユニークですね。
 カメラはまさに、個体の数だけ構造もあるといったところでしょうか。だからこのブログは、貴重なデータベースなのです(^ ^)v。
Posted by ふーせんB at 2007年08月23日 13:29
ふーせん さん

お久しぶりです。
いろいろあってなかなか更新できません。
ところで的確なコメント恐れ入ります。
今後も分解仲間が増えるのを楽しみにしております。
Posted by マサティ at 2007年08月25日 18:58
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック