チャージシャフトのロックピンが曲がっているので補正して抜き取ります。
シャッター羽根に油がまわっているようなのですべて分解します。
ガバナーを外すとレバーが見えます。
このレバーを押し込むと羽根が開きます。
通常はこのピンが押し込まれてシャッター羽根が開いた状態になっています。
シャッターが作動している時だけピンが戻り、羽根が閉じます。
シャッターのチャージはこのピンが押し込まれ、羽根が開いている時にしか回すことが出来ない構造になっています。
羽根が閉じているとシャッターカムが黄色の矢印の位置にあたってしまい、チャージできません。
チャージシャフトのロックピンが曲がっていたのは、
シャッターの最終行程で羽根が開ききらない状態でとまり、
羽根が閉じている時に強引に巻き上げた為でしょう。
油のまわった羽根など、すべて綺麗に掃除します。