プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2008年01月11日

シャッターの複雑なカラクリ

シャッターユニットとミラーボックスが合体。

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シャッター羽根は開き、遮光板が閉じて、ミラーが降りた状態です。
巻き上げると絞込みレバーの付いたリングにテンションが掛かり、増す。
シャッターボタンを押すと赤矢印のレバーがあがり、テンションが掛かっているリングを止めている爪が開放され、青矢印の方向へ勢いよく回転します。

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リングが回転するとすぐにシャッターユニットについていたシャッター羽根開放ピンが外れて羽根が閉じます。

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その後、リングに刻まれたギアがミラーボックスの両脇にあるカムを回転させて、ミラー、遮光板があがり始めます。

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ミラー、遮光板が完全にあがりました。

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さらに青矢印方向へ回転すると、レンズシャッターを作動させるレバーを黄色方向へ押し込み、シャッターが開閉します。
その後、リングは別のバネで逆回転し、もとの位置に勢いよく戻ります。このとき、ミラー、遮光板が戻り、続いてシャッタ羽根開放レバーを押し込んで羽根が開きます。

このカラクリ人形のような複雑な動きを一瞬に行うのです。
こんなややこしい構造を良く考え出したものですね。
posted by masaty at 00:21| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーん感服。名人の、研ぎ澄まされた説明に、心酔します。技術ですねえ、ホント。
この国、技術立国と呼ばれて来たのに、この当時のこんな工業製品を、もはや造れなくなってしまっています。本当に寂しいというのか、ある種の虚しさを感じてしまいますね。
今日も写真を整理していました。2000年まで撮り貯めたものも、どんどん過去の風景になっています。写真とカメラって、人生の良き伴侶ですよね。
修理も大変でしょうから、週一で撮影紀行とか、昔の写真とか、紹介して下さい……なーんて思ったりしています。
Posted by ふーせんB at 2008年01月11日 03:02
ありがとうございます。
もう少しゆっくりとやって、撮影紀行も紹介しましょう。
昔の写真整理してみます。
Posted by マサティ at 2008年01月11日 18:22
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