なんと、このダイヤル35はマニュアルで絞りを選ぶ事が出来ます。
オートカメラによく見られる構造。
露出計の針がありますね。明るさに応じて針が振れ、
シャッターを押し込むと針の位置によって絞りが変化します。
ダイヤル35のユニークな構造とは、
絞りリングと露出計の針とが連動する事です。
矢印が絞りリングですが、今の状態では針と接していません。
この絞りリングを上に引き上げると、
左側の矢印のように、リングが針を押し上げて接しています。
リングを回転させると針も一緒に回転し、
針の位置をマニュアルで決める事ができます。
絞り値はファインダーの中で読み取ります。
右側のブライトフレーム枠に値が記されていて、ファインダーを覗いてリングを回しながら合わす事になります。
なかなかマニアックな構造ですね。