巻き上げレバーがロックしません。
シャッターボタンはロックされたままです。
いつものカメラと違い、フイルムを入れないとシャッターが切れない構造になっています。
ダイヤル35やリコーオートハーフと少し似ています。
巻き上げ機構が変わっています。
スプロケットが無い代わりにフイルムのパーフォレーションにあわせた歯車が底に見えます。16コマで回転。つまり、フイルム2枚分送ると1回転します。
底蓋を外した状態です。
フイルムを入れずに巻き上げてもシャッターはチャージされますが、レバーが何度も空送りできる状態で、シャッターはロックされています。
フイルムを入れて巻き上げると、フイルムのパーフォレーションに嵌った歯車が回転し、それぞれレバーが矢印の方向に動きます。
歯車が8コマ進んだ時に巻上げが完了し、巻き上げレバーが空送りできないようにロックされます。
移動したレバーにより、シャッターボタンのロックが解除され、シャッターを押す事ができます。
フイルムを入れ忘れるミスを防ぐ親切な機構だったのですね。