絞りユニットの基板繋ぎ

ハンダ付け部分にセメダインを乗せ、
しっかり乾いてから取り付ける。

矢印がハンダ付けで接合した部分。
狭い隙間に入り込んで、湾曲している。

レンズをひっこめたり、繰り出したり。

ハンダ付け部分は引っ張られたりしていないようだ。

手振れ補正が付いていない初期のレンズ。
AFの作動はUSMなのでとても静かだ。

調子に乗って、再びＥＦレンズ。

半田付けが慣れている間に再びレンズ修理。

これは、初代ｋｉｓｓ デジタルのキットレンズ。
絞りが不良になり、分解してみたら絞りユニットから繋がるフレキに亀裂が入っていた。

８本のうち３本目までが亀裂による断線。
５本を残して亀裂部分を切り取り、
適当な３本のフレキを探して平行に貼り付けようと考えていたが、
しばらく放置してあった。

前回使用したフレキの残りが使えそうだ。

亀裂していない部分を残していたが、
この際、バサッときってしまう。

フレキの固定される部分をつなぎ目にして、
稼動部分になるフレキを移植。

繋ぎ目は
半田付けした部分が外れないように裏から補強。

完成した絞りユニット。

失敗は成功のもと

失敗の巻き。ということで諦めたけれども、再びEF-S 18-55/3.5-5.6 IS 。

どう考えてもエラー99はおかしい・・・。と悩んだ末、
接続を見直した。

だいたい手ブレ補正用の基板が切れたのも長さがおかしかったなぁ・・・。

とりあえず、手ブレ補正用の切れた基板を接続。
何回もやり直したりしているうちに細かい半田付けも最初より慣れてきた。

フォーカス用の接点を手ブレ補正用のソケットに差し込んでいたことが判明！

フォーカス用は本来隣に差すべきはずが、
ずっと勘違い。
フォーカス用のソケットに手ブレ補正の接点を差し込み、
フォーカス用の接点を手ブレ補正の接点に差し込んで仕上げ、テストしていたのです。
エラー９９が出るまでの数枚は、オートフォーカスしてシャッターが切れていたのには驚きです。
kiss DNのボディ　大丈夫だろうか・・・・・・？

折りたたみすぎのフォーカス用基板を再び通電テスト。
断線なし。

差し込み位置がずれるため、たたみ直し。
フレキが蛇腹のように折り目が付いてしまった・・・。

今度は差込口を間違いなく取り付け、

最後に手ブレ補正用の接点を取り付ける。

初歩的なミスでした。
失敗したからと言って、簡単にあきらめてはいけませんね。
失敗は成功のもと　です。

失敗の巻き

もう片方も接合することにしました。

接合しやすい箇所を印して・・・・・・

同様にハンダ付け。

このように仕上がりました。

強引に畳み込む。
ちょっと基板が長すぎたかなぁ・・・。

随分あまってしまう。

結果、Err99。

収納に無理があり、接合部分のどこかが外れてしまったのか・・・？
おまけに手ぶれ補正のフレキにも亀裂。

フレキの接合は難しいです。
つなぎ箇所を適当にやってしまったのが失敗の原因。
長さや繫ぐ箇所をしっかり研究してからやったほうがいいです。

Err99表示…。

元の接点と同じ幅なので、このまま基板を削って
銅箔を露出させます。

元の形に合わせてカットし、

接点が完成。

ソケットに収まった。

組み立てて、ボディに装着。
フォーカスリングが作動、合焦したが、
シャッターを切った後、

エラー９９の表示・・・。

外して確かめてみたら、噛み合った痕が少しずれているようだ。
どうしても接触不良になってしまう。

やはり、切れたもう片方の部分を繋がないといけないのかなぁ・・・。

補修基板の取り付け。

剥がした基板を再び元の位置に貼り付けています。

剥がすのは簡単だったけど、
貼り付けは位置あわせに一苦労・・・。

爪楊枝で基板を寄せておいて、隙間に両面テープの貼り付け。

どうにかこうにか完成。

狭いスペースなので、
短い距離で基板がかなり折れ曲がる設計になっている。
組み立ててもすぐに折れ曲がった部分から亀裂が入ってしまう。
基板の屈曲する距離をなるべく長くとることができれば、
基板の亀裂は入りにくくなるだろう・・・。

いろいろ考えました。
ギアボックスの底から曲がり始められるように改造しました。

ギアボックスの底に基板を固定する突起物があって、
これを折り取る。

折り取った長さだけ屈曲距離が長くなる。

基板が一番伸びている状態。

基板が一番折れ曲がった状態。

ちょっと判りにくいかな・・・。

芯線を使ってハンダ付け

気合を入れて頑張るぞ！今日は、いよいよハンダ付け。

剥き出しになっている銅箔部分にハンダを乗せる。
接続用の芯線をハンダ付けしやすくするためだ。

厚く乗せるとハンダが隣の線に被さってしまう。
薄く、薄く、塗るようにして乗せる。

20Ｄの時にも使った、リード線の芯線。
これを加工する。

約５ｍｍに切断。これをくの字に曲げる。
　　　　　細かすぎ！

これを接続面に乗せ、両端をハンダ付けする。

どうにかこうにか２本接続成功・・・。
２本目はハンダの量が少なすぎるような感じ・・・。

４本まで繋ぎ、５本目のくの字を載せている様子。
ペーストを塗り、ハンダの削り粉を一粒乗せるくらいで引っ付いてしまう。

（時計屋さんがつかうキズミ（目にはさむルーペ）は必需品。
これで覗きながらの細かい作業なので、ハンダごてで火傷しないよう注意が必要です。）

美しいハンダ付けには程遠いが、
どうにかこうにか６本の接続完了。
表面保護のため、セメダインスーパーＸを塗布して乾かそう！

極細のコテ先と半田を購入。

極細のコテ先と半田を購入。

コテ先がかなり細い。

半田付けしやすくするため、

接合する部分をのこぎり状にカットし、

本体の基板に接着。

半田付けの準備は整った。

一か八か遣ってみよう

補修用基板の配線間隔が
ソケットに入る基板の間隔と比べてみる。

うまくいけば、この部分を削って直接ソケットに差込めるかも・・・。

そうすると、
基板繋ぎは片側だけでOKか・・・。

一か八か、やってみる事にしよう。

プリント基板の表面を紙やすりで磨き、

銅箔面が見えてきたが・・・、

思った以上に削れ過ぎた。
つなぐ部分とは関係のない位置で良かったが・・・。

置いてみると
こんな感じ。
しかし、半田ごてのコテ先が太く、
難しそうだ・・・。

やはり細すぎるか…

どのように繋ぐかなぁ・・・

ちょっと細すぎる。

フイルムカメラ時代の基板繋ぎの時は、もう少しゆとりのある幅だったが、
最近のものはかなり難易度が高い。

繋げると思って並べてみるが・・・・・・

EF-S再び分解

押入れから出てきたフレキシブル基板を使って出来そうな気がしたので、再び分解。

これが断裂している基板。

繋ぐにしても、ブラシが摺動している基板を外さないといけない。
レンズの分解を進めるか・・・・・・。　　

この摺動面の基板は両面テープで貼り付けられている。
ドライバーの先で端を剥がしてみようと遣ってみた。

割と簡単に剥がれそうだ！
ブラシを外し、
これ以上レンズをばらさなくてもいけるかも・・・

剥がせた。
あとは繋ぐだけ。

しかし、どのように繋ごうか・・・？

基板繋ぎ断念…

ギアボックスを外し、フレキを点検。

フレキの捻じ曲がる部分が短かいため、
すぐに折れ曲がってしまう。

もう少し長さに余裕があれば、こんなに折れ曲がることも無いだろうにね・・・。

適当なフレキシブル基板を探してみましたが、

結局見つからず、今回は断念・・・。

フォーカス用モーター部分を外して組み立て。

これでも手ぶれ補正は効くし、フォーカスエイドも使え、
マニュアルフォーカス専用として割り切れば結構使えそうです。

やはり基板が切れている。

マウント部分から分解。基板はすべて差し込み式で、

初期のEFレンズのように半田ごて使うことはありません。

上部がギアユニット。
この下に断裂したフレキが・・・。

18から55までの間で、基板がかなり捻じ曲がる。
フレキシブルと言っても、
頂点の部分が疲労して、亀裂が入る。
この時点で、ピントが迷うような症状が出始め、
折れ曲がって、すぐに断裂。
こうなると、モーターが回らなくなる。

AFが効かなくなった…

20Dの修理、並行してニコレックスの修理も完了して以来ずっと修理を休み、

写真を撮っていました。

今年の紅葉は当り年だったようで、あちこちで綺麗に色付いています。

１１月の中ごろの万博公園です。
こんなに赤く色付いている紅葉は久しぶりです。

例年だと茶色っぽい桜の葉もきれいでした。

もみじ谷にて。

ところで、紅葉撮影前にKiss DN専用で使っていたレンズのAFが不調になった。
EF-S　18-55ｍｍ

Kiss DNにはサイズがぴったりで使いやすかったが、
最近、ズームすると引っ掛かりを感じるようになり、
オートフォーカスが効かなくなった。

フレキシブル基板の断裂なのだろう・・・。