キャノネットの本体からカウンター部分を抜き取ります。
2本のネジを外すと引き抜くことができます。
黄丸の位置に、本体側にある巻上げと連動する軸が嵌ります。
一回巻き上げと同時にこの軸も左方向に動き、また戻ってきます。
軸と接しているバーが左に押されると、カウンターが送られます。
詳しく見ると、
カウンターギアに2箇所板バネがかかっていますが、
バーを左に押していくと、1枚の板バネはカウンターギアを固定し、
2枚目の板バネがギアの山をすべり谷へ落ち込みます。
その後、バーが右方向に戻されると、
谷に嵌った板バネが一コマ送る仕掛けです。
カウンターが送られない状態は、
ギアの山をすべる板バネが谷に落ち込まないうちにバーが戻ってきてしまうのでしょう。
このバーを微妙に曲げる事によって調整できるかもしれません。
でも下手すると折れてしまうかもしれませんので、要注意です。
それか、もしかすると本体側の巻上げとともに動く軸を調整できるかもしれません……。
プロフィール
カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
2010年03月03日
カウンターを分解
2010年02月28日
距離計の微調整
キャネットの距離計調整について質問を頂きました。
トップカバーを外し、矢印の3本のビス、ピンクの所に掛けられているバネを外すと、
距離計が単独で外れます。
緑の矢印は可動ミラーの土台を固定するためのもので、
ミラーの微妙な角度の変化により2重像がずれてしまうので、
触らないほうが良いみたいです。
写真では飛んでいますが赤矢印部分は水平、青は垂直の調整用のビスです。
水平が調節可能範囲から外れるほどにずれている場合は、
矢印のレンズと接するシャフトで調整できそうです。
中心が偏って取り付けられているので、
シャフトの底の切れ込みにドライバーを当てて回すと
微調整できそうです。
それでも調整不可の場合は
可動ミラーの貼りあわせ部分がボンドの厚みによって歪んでいるのかも知れません。
トップカバーを外し、矢印の3本のビス、ピンクの所に掛けられているバネを外すと、
距離計が単独で外れます。
緑の矢印は可動ミラーの土台を固定するためのもので、
ミラーの微妙な角度の変化により2重像がずれてしまうので、
触らないほうが良いみたいです。
写真では飛んでいますが赤矢印部分は水平、青は垂直の調整用のビスです。
水平が調節可能範囲から外れるほどにずれている場合は、
矢印のレンズと接するシャフトで調整できそうです。
中心が偏って取り付けられているので、
シャフトの底の切れ込みにドライバーを当てて回すと
微調整できそうです。
それでも調整不可の場合は
可動ミラーの貼りあわせ部分がボンドの厚みによって歪んでいるのかも知れません。
2006年11月07日
距離計を調整し、完成!!
2006年11月06日
ピント調整をします。
2006年11月05日
レンズブロックと本体が繋がりました。
シャッターユニットの前群を組み立てます。
後群側の絞りリングはめ込みます。
クリック用のメタルボールを忘れないように。
次に仕上がったレンズブロックをヘリコイド側とつなぎます。
チャージレバー、シャッターレバー、スペーサーの3種類のリングをかませるのが大変です。なかなかうまく嵌りません。
一番やりやすいのは、ヘリコイド側に位置を決めた3つのリングを乗せ、そこへレンズブロックを乗せると割合うまく嵌ります。
後群側からリングで締め付けて固定し、レンズを取り付けます。
露出連動用のレバーを外すときに決めた角度の位置で取り付けます。
シンクロ用、露出計用の配線をはんだ付けし、
本体に取り付けます。
取り付けに注意する点は、
露出連動用のレバーがきっちり収まっていないと、
シャッタースピードリングを回すことによって露出計に連動しているレバーが動きません。
後群側の絞りリングはめ込みます。
クリック用のメタルボールを忘れないように。
次に仕上がったレンズブロックをヘリコイド側とつなぎます。
チャージレバー、シャッターレバー、スペーサーの3種類のリングをかませるのが大変です。なかなかうまく嵌りません。
一番やりやすいのは、ヘリコイド側に位置を決めた3つのリングを乗せ、そこへレンズブロックを乗せると割合うまく嵌ります。
後群側からリングで締め付けて固定し、レンズを取り付けます。
露出連動用のレバーを外すときに決めた角度の位置で取り付けます。
シンクロ用、露出計用の配線をはんだ付けし、
本体に取り付けます。
取り付けに注意する点は、
露出連動用のレバーがきっちり収まっていないと、
シャッタースピードリングを回すことによって露出計に連動しているレバーが動きません。
2006年11月04日
ようやくシャッターユニットが完成です。
2006年11月03日
羽根の開閉がスムーズです・・・・・・
2006年11月02日
シャッターが快調に作動します。
2006年11月01日
カメラは油を注してはいけないと言いますが・・・・・・
2006年10月31日
羽根が油で固着・・・・・
2006年10月30日
シャッター羽根まで分解を進めます。
2006年10月29日
シャッターメカが見えてきました。
2006年10月28日
カニ目回しは、ラジオペンチの先を加工・・・・・
2006年10月26日
部品取り用の部品もイマイチですが・・・・・
ファインダーのハーフミラーを調べてみると、
かなりの腐食です。
そっとふき取るとやはりメッキごと剥がれてしまいました。
これでは使い物になりません・・・・・・・。
部品取り用を見てみると、ハーフミラーにこすった痕があります。
スッキリした部品ではありませんが・・・・・・・、
曇りを拭いてもメッキは剥がれなかったので、これを使う事にします。
レンズ部分を外します。
裏側です。
ボディの露出計に連動するレバーがシャッタースピードに応じて矢印のように動きます。(感度はASA100の状態です。)
感度はASA100の状態にセットして、上が1秒、下が1/500の位置です。確認後、このレバーを外します。
セレンからとシンクロの各リード線を外します。
かなりの腐食です。
そっとふき取るとやはりメッキごと剥がれてしまいました。
これでは使い物になりません・・・・・・・。
部品取り用を見てみると、ハーフミラーにこすった痕があります。
スッキリした部品ではありませんが・・・・・・・、
曇りを拭いてもメッキは剥がれなかったので、これを使う事にします。
レンズ部分を外します。
裏側です。
ボディの露出計に連動するレバーがシャッタースピードに応じて矢印のように動きます。(感度はASA100の状態です。)
感度はASA100の状態にセットして、上が1秒、下が1/500の位置です。確認後、このレバーを外します。
セレンからとシンクロの各リード線を外します。
2006年10月24日
分解痕が・・・・・・・
2006年10月23日
ジャンク箱にゴロゴロ転がっているかわいそうなカメラなのです・・・・・
キャノネットです。
キャノンが初めて作ったレンズシャッターカメラだそうです。
巻き上げレバーが底に付いていてとても変っています。
レンズはF1.9と凄く明るく、良く写りそうです。
マサティの家にも新品のキャノネットがありました。
銀色に輝く化粧箱に入った新品のキャノネットです。
小学校のころチラッと見ただけで、タンスの奥に仕舞い込まれていました。
このキャノネット、親父が勤続○○年記念という事で頂いた物です。
当時、プリモフレックスという2眼レフを愛用していたので、
大事にタンスの中へ仕舞い込み、使うのを忘れてしまったのです・・・・・。
7,8年後千里で万博が開催され、親父は思い出したかのようにタンスからキャノネットを取り出し、初めて万博の時に使用しました。
ところが、暫く使わないままだったのでシャッターが不調であまり写っていませんでした。
でも写った写真は、ペンEES2に比べて
とても綺麗な写真だった事を覚えています。
そのキャノネットは、マサティが未熟だった頃、バラバラに分解し、その残骸が今でもジャンクパーツ箱に眠っています。
その頃から、機械式カメラの内部に興味を持つようになり、分解するクセがついてしまったのです・・・・・・・・・・・。
キャノンが初めて作ったレンズシャッターカメラだそうです。
巻き上げレバーが底に付いていてとても変っています。
レンズはF1.9と凄く明るく、良く写りそうです。
マサティの家にも新品のキャノネットがありました。
銀色に輝く化粧箱に入った新品のキャノネットです。
小学校のころチラッと見ただけで、タンスの奥に仕舞い込まれていました。
このキャノネット、親父が勤続○○年記念という事で頂いた物です。
当時、プリモフレックスという2眼レフを愛用していたので、
大事にタンスの中へ仕舞い込み、使うのを忘れてしまったのです・・・・・。
7,8年後千里で万博が開催され、親父は思い出したかのようにタンスからキャノネットを取り出し、初めて万博の時に使用しました。
ところが、暫く使わないままだったのでシャッターが不調であまり写っていませんでした。
でも写った写真は、ペンEES2に比べて
とても綺麗な写真だった事を覚えています。
そのキャノネットは、マサティが未熟だった頃、バラバラに分解し、その残骸が今でもジャンクパーツ箱に眠っています。
その頃から、機械式カメラの内部に興味を持つようになり、分解するクセがついてしまったのです・・・・・・・・・・・。