プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2013年11月28日

高性能のシャッターユニット

シャッターユニットはもともと故障していなかった。原因は巻き上げるときに逆回転防止の為のレバー。

これにスプリングが掛けられ、巻き上げレバーを操作すると
スプリングの力で逆回転しないように引っ掛かる。

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巻上げが完了すると、
引っ掛かりが外れ、レバーが戻る。
すると、シャッターレリーズのロックが外れ、レリーズできるようになる。


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このレバーの動きが悪くなると、
戻らないためにレリーズがロックされたままになる。

レバーの軸に微量注油により、
巻き上げ、チャージが快適になった。

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巻き上げる。

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心地よい感触で巻き上がって行く。


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巻き上げ完了し、レリーズ。


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Bでシャッターの開閉を確認。




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レリーズ解除でシャッターが閉じる。

1/4000を切ってみたが、
上下露光ムラなく開いている。
低速もガバナーの粘りなく、正確に作動しているようだ。

横走り布幕シャッターのカメラは1/1000に走行ムラが起こったり、
幕の劣化が見られたが、
このFM2は極薄のチタン羽根。
高性能なシャッターユニットが搭載されている。

さすがニコン。これは良いカメラだ。


posted by masaty at 08:23| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコン ニューFM2 前期型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月24日

不動のシャッター修理

不動のシャッターを修理する。

FMのときよりも簡素化されているとは言え、
この絞りと連動する可変抵抗は、プーリーを介して
糸で繋がれている。

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絞り値によってシャッタースピードリング下にある
ブラシの位置が移動する。


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ミラーボックスを外すには、
このややこしい部分を外さないといけないかなぁ・・・・・・。


それより先に底蓋を外し、内部を底から調べてみよう。

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案外底だけで解決する場合が多い。よく見ると、レリーズが押し込めない状態で止まっている。

左側の巻き上げ関連部分を指先でコツンと衝撃を加えると、



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ロックが解除され、押し込める状態になった。
レリーズを押し込むとシャッターが切れ、
なんと簡単に直ってしまったよ。





posted by masaty at 23:45| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ニコン ニューFM2 前期型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月20日

銅線で補強

上に引き上げる力がかかりすぎると、接着しても再び外れてしまう。

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分離したパーツを補強するために、
リード線を使うことにした。



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リード線の中から銅線を取り出す。
上部のパーツにまきつけ、下部の固定ねじに巻きつける。


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カメラ本体に取り付ける。
締めすぎると銅線を切断してしまう。

パーツと巻付いている銅線を接着剤で固めた。

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見苦しいけど、強度は保たれているように思う。



posted by masaty at 23:57| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコン ニューFM2 前期型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

多用されているプラスチック製部品

トップカバーを外して行く。


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2重露光用のレバー。
プラスチック素材が使われている。



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トップカバーが外れる。
本体との隙間を埋める板がパラパラと外れた。これもプラスチック製。

巻き上げレバーカバーやセルタイマーレバーなど、プラスチックが多用されているなぁ・・・。


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初代FMの頃から比べると、スッキリしている。
フレキシブル基板が使われるようになった。



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問題の巻き戻しシャフト固定部材。


裏蓋を開けるのに巻き戻しクランクを持ち上げて、
写真の左に見えるレバーを作動させる。

クランクを不用意に力いっぱい引き上げると
樹脂製なので折れてしまうようだ。


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金属部材にしてほしかったなぁ。


posted by masaty at 09:21| 大阪 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ニコン ニューFM2 前期型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月02日

ニコンnewFM2のジャンク入手。

久しぶりに銀塩カメラが手に入った。

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ニコンのニューFM2。
シンクロ1/200の高速シャッターを搭載したFM2に
シンクロ速度1/250までを上げられている。
そして、ハニカムパターンの凹凸を持ったシャッター羽根は9枚。

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シャッターはレバーが固定し、作動しない。

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巻き戻しクランクがグラグラに取れかけている。


外れてしまった。

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クランクシャフトを固定する部材が
ポキリと折れている。
ボンドが塗りこめられていた。

力が掛かる箇所はボンドだけでは固定しない。

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この固定部材を補修できるだろうか・・・・・・。


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不動のシャッター。
羽根にダメージはなさそうだ。













後期型から新開発の凸凹のない7枚羽根シャッターが使われるようになった。


posted by masaty at 23:59| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコン ニューFM2 前期型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする