プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2007年06月02日

完成!

ファインダーも綺麗になり、最後にピントの調節です。
シャッターをバルブ、ピントリングを無限大にし、フォーカシングスクリーン付きルーペで覗きます。
ちょっと前ピン気味か…。

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ピントリング回りに巻いてある距離目盛板を外すと数箇所芋ネジが見えてきました。
これを緩めてピントの位置を調整します。

フイルム面で無限大をあわせたら次にファインダー側を調整します。
ポロプリズム回りの3箇所のネジを調整して無限大になるようにします。

貼り皮はボンドでボコボコになっていたため、平らに均してから両面テープで貼り付けました。

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露出計の感度はなぜか異常に高く、使い物になりません…。
配線のミスかも……。

露出計は次の課題として、とりあえず完成です!


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posted by masaty at 00:36| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月31日

プリズムではなく表面鏡の組み合わせ

ファインダーが汚れているので外してみました。

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ピントグラス、コンデンサーレンズが外れ、
中を覗くと…?
写真ではプリズムが入っているように見えますが
表面鏡が貼り付けてあるだけです。
この表面にカビが発生しています。
また、ピントグラスも埃が付着し、ファインダーを見苦しくしていました。
IMG_2838.jpg

巨大なファインダーブロック……。
ペンタプリズムを使えばこんなに大きくならなかったでしょう。

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表面鏡を外し、傷を付けないようにカビキラーでカビを落とします。
水洗いしてブロアーで吹き飛ばします。
表面を素手で触らないようにすると綺麗に仕上がります。
posted by masaty at 00:49| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

ギリギリ何とか……

前板を本体に取り付けます。
レバーの嵌める場所を間違わないように…。

IMG_2821.jpg

巻き上げるとシャッターレバーをチャージしながら
ミラーと遮光板が閉じ、シャッター、絞り羽根が開きき始めます。
巻上げが完了すると開放になり、ロックされます。

シャッターを切ると……?

見事、羽根が閉じてまた開いて閉じました。
ところが、すべてのスピードで試していると、
又しても『音はするが羽根が開かない』症状が時々起こるようになりました……。

今度は本体の巻き上げレバーが完全な位置まで巻き上がってくれません。
底蓋を開けたところにIMG_2822.jpg

調整カムが付いています。
巻き上げレバーをいっぱいまで押し上げるように調整します。

IMG_2834.jpg

限界の位置でようやく調整が完了しました。



posted by masaty at 22:02| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

ようやくシャッターユニットが完成です。

鉢巻で厚みがを作ることによって、
確実にに巻上げができるようになり、
『羽根開かず』は無くなりました。

IMG_2813.jpg

次に前板を取り付けて、
IMG_2819.jpg

再び、シャッターのテスト。
IMG_2820.jpg

シャッターは、
組み立てる途中で何度も何度もテストを繰り返したほうが良いです。
今までに何回か苦い経験がありまして……。

これで完璧と思い、さっさと組み立て、シャッターを切ると…?
きれなかった。
結局、部品が歪んでいたりして精度が出なくなっていたのが大半です。

急いで組み立てず、テストしながら組み立てていくと、
不具合な部分が見つかることがあります。

場合によっては、加工したり、工夫が必要になったり……。

前板に取り付け、テストは合格!
次は本体との取り付けです。
posted by masaty at 23:41| 大阪 | Comment(2) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月24日

銅板の鉢巻き

IMG_2680.jpg

正常な場合、
ネジリバネで回転するシャッターを作動させるカムが
赤い矢印のレバーを通り越して左側から蹴ることによって羽根が開きます。http://masaty.seesaa.net/archives/20070519-1.html

巻上げがきっちり最後まで出来ないと、
カムが赤い矢印のレバーを通り越すことが出来ません。

シャッターを切った時、カムはレバーを蹴ることなくガバナーだけ押しながら戻ります。
シャッターが切れたかのような音がしますが、羽根は開かない訳です。

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シャフトが歪んでいる分、押し込まれるのが不十分になります。
そこで、銅板で鉢巻きのように巻いて厚みを作ってみます。

IMG_2816.jpg

posted by masaty at 23:24| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月23日

やはり…。規定の位置まで巻き上がらない…。

次に絞りリングまで組み立てます。

IMG_2811.jpg

かに目で締め付け、
徐々にレンズ部分が仕上がっていきます。

再びテスト。

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シャッターの音はしますが、羽根が開きません……。
レバーを目いっぱい押し上げてチャージするのですが……。

やはり、巻き上げのシャフトが歪んでいるため、規定の位置まで巻き上がらないようです……。
posted by masaty at 23:41| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

シャッターユニット 完成したのですが……

シャッター部分が完成しましたが……、
心配な箇所があります。

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何度もテストを繰り返し、シャッターの動き自体はは完璧です。
しかし……、
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ご覧のようにレバーが歪んでいます。
バイスで修正を試みたのですが、これが限界です。
無理やり修正するとボキッといく場合がありますので……。

IMG_2675.jpg
何度もこのレバーを動かして試してみる事にしました。
posted by masaty at 23:02| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

シャッター羽根の動き

シャッターの羽根も無事取り付け完了です。
スプリングの掛ける位置などは、
分解時にデジカメのマクロ撮影で記録してあるので間違いありませんね。

シャッターの開く構造ですが、
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チャージするとねじりバネが矢印の方向に動きます。

IMG_2681.jpg

羽根を作動させるカムが矢印の位置でロックされ、
シャッターを切るとロックがはずれます。
IMG_2682.jpg
カムが時計回りに回転。シャッターを開くレバーが蹴られて右方向に移動。そのピンがシャッターを動かすピンを時計回りに押し上げ、羽根が開き始めます。

羽根の動きがスムーズなのでガバナー、セルフタイマーを取り付けてユニットを仕上げます。

posted by masaty at 22:57| 大阪 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

シャッター、絞り羽根の取り付け

絞り羽根はこんな形です。
羽根の下にある円盤も、
見にくいですが複雑な形のレールが開けられています。
そういえば、レチナなどのレンズシャッター一眼レフも
同じような形をしていました。

IMG_2505.jpg

羽根が完全に張り付いていたので、
アルコールで洗浄し再び組み直しました。

IMG_2512.jpg

スムーズに作動しています。
次にシャッター羽根を乗せたユニットにはめ込みます。

IMG_2513.jpg

ユニットに羽根を乗せる時はいつもこのようにしています。
http://masaty.seesaa.net/archives/20061102-1.html

羽根が落ちないように1円玉、アルカリボタン電池を組み合わせて、中心に持ってくれば作業がしやすいでしょう。








posted by masaty at 23:43| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月16日

破損した筒の取り付け

外れてしまった筒は、裏側からカシメられていたのですが、
バリがリング状になって残っていました。
斜め方向に何らかの無理な力が掛かって、ポロッと折れてしまったのでしょう。

筒を元の位置に差し込み、
裏側からプラスドライバーを当てて木槌でたたくと、
筒の先が4方向に広がりました。
割合しっかりと固定できたようです。


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posted by masaty at 00:33| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

固着したシャッター羽根、絞り羽根を分解

折れている筒は裏からカシメられるかも知れないので、
とにかく、分解していきます。

ネジの頭がナメてしまっている…
IMG_2501.jpg

滑ってネジが緩められません。
前回修理挑戦者の方が、この時点で断念されたのでしょうか?
ネジが外れないし、チャージレバーを通す筒が外れてしまったし……と言うことだったのでしょう。
ホルツのスクリューキャッチを使い、なんとかネジを外すことが出来ました。
とても便利ですね。ネジを外すのに重宝です。

IMG_2502.jpg

シャッター羽根、絞り羽根共に油で完全に固着しています。
様子を見ると、羽根の部分までは分解の形跡が見当たりません。
posted by masaty at 22:40| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

レリーズピンがグラグラで……

レリーズのピンがグラグラして何か変です。
ピンを引き抜こうとすると…?
ユニットに固定されているはずの筒が外れ、
バルブ用のロックピンも一緒にばらけてしまいました……。

本来、この筒はユニットにカシメられているのですが、
折れてしまっています。困りました……。

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posted by masaty at 23:21| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月11日

さらに分解…

絞りリングを外すと
チャージピンのリングや絞りリングが見えて来ました。

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チャージピンがこんなに歪んでいます。
IMG_2487.jpg

巻き上げるとピンが右に動き、
下の四角いレバーを押し上げます。
このレバーがシャッターユニットのチャージリングで、
バネのテンションが掛かっています。
押し上げるのに結構力が要ります。
そのため、ピンが右寄りに曲がってしまうのでしょうか……。

さらに分解。
シャッターのメカが見えてきました。
どこが不良なのか……?
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posted by masaty at 23:50| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月10日

レンズ側を分解

本体に劣化したモルトが無く、綺麗に張り替えられています。
レンズ側のモルトも綺麗です。

IMG_2480.jpg

ビス3本でレンズ部分が外れました。

IMG_2481.jpg

本体側で巻き上げ操作すると、赤矢印のピンが反時計回りに回転し、連動してレンズ側の黄矢印のピンが回転する構造です。

良く見ると、レンズ側のピンが歪んでいます……。
実際このピンを持ってチャージすると、
弱々しいピンが歪んでしまう事が感覚的に理解できます。

IMG_2483.jpg

ピンが何処かに引っ掛かって作動しません。

本体側のレバーが戻ろうとする部分。
レンズ側2箇所の連動するピンを介してレンズシャッターをチャージする部分。
このあたりがすぐに故障しそうな感じがします……。






posted by masaty at 23:12| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

チャージバネが強い……

遮光板の修正が終わり、両壁のパーツを元に戻しました。
チャージレバーを親指で動かして見ます。

IMG_2477.jpgIMG_2478.jpgIMG_2479.jpg
巻き上げレバーを操作すると、
ミラー下にあるレバーが右から左へ動きます。

写真のように親指で動かすと、
先ず遮光板が降りて、次にミラーが降りてきます。
親指を離すと勢い良くミラーと遮光板がアップし、同時にレバーが右に戻ります。

それにしても、レバーはいつも右側方向にかなり強いバネの力が掛かっていますねぇ……。
チャージして放って置くと、
レンズ側のチャージピンなどが曲がってしまうような気がしますよ……。
posted by masaty at 23:20| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

遮光板が歪んでいる……

ボディ側のミラーや遮光板の動きを調べてたのですが、
動きません……。

裏側から見て遮光板が浮き上がっています。
表側から良く見ると…?

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遮光板のピンが歪んでいます。
この歪んだピンがミラーボックスのレバーと引っかかっています。

ミラーボックスを外してみます。
4本のビスを外すと、左右の壁が別々に外れました。

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遮光板の裏側。右側の凹溝が
ピンと共に歪んで狭くなっています。
そのため遮光板が降りた時、
しっかりと閉まりきらない状態になります。

歪をラジオペンチなどで修正します。

IMG_2471.jpgIMG_2452.jpg

修正前に比べると遮光板がきっちりと収まるようになりました。
posted by masaty at 23:58| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

前板を外してみます。

貼り皮を剥がして、前板を外します。

ドライバーを突っ込んで皮を起こしていきます。

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一度剥がして貼り直した形跡。速乾の黄色いボンドで貼り直されたようです。
4本のうち2本。ネジの頭をなめてしまっています……。

ホルツのスクリューキャッチを使って注意深く緩めて何とか外れました。

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配線を外して分離しました。

モルトが丁寧に貼り付けられています。
前所有者の方がきっちりと手入れされた様子……。
posted by masaty at 22:30| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月05日

修理された痕が……

裏蓋を開けてみると……?

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シールドがキッチリ閉まっていません……。
何か、こじ開けようとした痕も残っています。
巻き上げも出来ないし、押し上げることも出来ません……。

露出計が動くか…?

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光に向けて針が振れるか確認しましたが、残念ながら全く動きません。
セレンが劣化しているのか……。

トップカバーから開けてみます。
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特に難しい部分はなく、簡単に開きます。
セレンに繋がる配線が半田付けされていますが、

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半田が団子になってしっかり留まっていません。
しかも、絶縁されていないため、ショートしています。
そのため針が振れなかったようですね。

接点を引き離すとメーターが振れ始めました。

セレンは異常なしです。

カバーの内側やミラーとスクリーンの間は、新しいクッションが貼り付けられています。
痛んだモルトは綺麗に落としてあり、
頑張って修理された痕が見られます。

どこまで修理されたのかなぁ……?
明日からどんどん分解して行きます。
posted by masaty at 22:35| 大阪 | Comment(2) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月03日

レンズシャッター一眼レフです。

以前に修理したニコレックスFはフォーカルプレーンシャッターでニコンFマウントの本格的一眼レフでした。

今回は同じ名前でも35Uという、レンズシャッター一眼レフです。

ある文献によると、35T型はシャッターにシチズン製がつかわれ、故障が多かったらしい。
U型はセイコー社製で信頼度が上がったとか……。

とはいっても、35Uは以前にも何度か修理したことがありますが、致命的な故障が多く、部品が破損しているケースが大半でした。

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ジャンクで購入したものですが、外観は綺麗です。
良くみると分解形跡がところどころに見られます。

さて、どうなることやら……。

posted by masaty at 23:55| 大阪 | Comment(3) | TrackBack(0) | ニコレックス35II | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする