プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2008年01月13日

やはりアナログにとりつかれてしまいます……

ミラーボックスと本体とを合体。

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最後に底側にチャージ用スプリングと絞込みレバーの付いたリングを回転させるスプリングを取り付けます。
いよいよテストです。

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巻き上げてシャッターを押すと、あの複雑な行程が一瞬にして終了しました。
ニコレックス35やレチナフレックス、コンタフレックスはシャッターを切った後ミラーが上がりっぱなしになりますが、
コーワはもう一行程増えて、最期にミラーが降りてきます。
何度見ていても不思議です。飽きない構造ですね。

ふーせんさんが仰ってたように、当時のこんなアナログ的メカを、もはや造れなくなっているんですね。
今では、コンピューターで設計し、簡単にデジタル化してしまう。
高性能ですが何か虚しい……。

posted by masaty at 09:48| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

シャッターの複雑なカラクリ

シャッターユニットとミラーボックスが合体。

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シャッター羽根は開き、遮光板が閉じて、ミラーが降りた状態です。
巻き上げると絞込みレバーの付いたリングにテンションが掛かり、増す。
シャッターボタンを押すと赤矢印のレバーがあがり、テンションが掛かっているリングを止めている爪が開放され、青矢印の方向へ勢いよく回転します。

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リングが回転するとすぐにシャッターユニットについていたシャッター羽根開放ピンが外れて羽根が閉じます。

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その後、リングに刻まれたギアがミラーボックスの両脇にあるカムを回転させて、ミラー、遮光板があがり始めます。

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ミラー、遮光板が完全にあがりました。

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さらに青矢印方向へ回転すると、レンズシャッターを作動させるレバーを黄色方向へ押し込み、シャッターが開閉します。
その後、リングは別のバネで逆回転し、もとの位置に勢いよく戻ります。このとき、ミラー、遮光板が戻り、続いてシャッタ羽根開放レバーを押し込んで羽根が開きます。

このカラクリ人形のような複雑な動きを一瞬に行うのです。
こんなややこしい構造を良く考え出したものですね。
posted by masaty at 00:21| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月09日

今日から再びカメラ修理です。

去年の最終に仕上げたシャッターユニット。
しっかり作動しています。

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絞込みレバーの付いたリングです。
このリングがシャッターユニットとミラーボックスとの隙間にはまって回転します。
回転によってリングの両端に刻まれたギアがミラー、遮光板を上下させます。

リングの回転がスムーズになるように薄くグリスを塗っておきます。

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ミラーボックスに取り付けます。
posted by masaty at 00:51| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月31日

修理途中で来年に持ち越しです。

修理しながらブログに記録すると時間が掛かりますね。
年内に仕上げる予定だったのですが、来年に持ち越しです。

レンズシャッター一眼レフのシャッターの構造は、通常のレンズシャッターの構造より動きが複雑になります。
そのため、チャージしたときに羽根が開くようにするレバーが増えています。
でも、絞りはレンズ側に備わっているのでシャッター羽根のみの分解で済みます。

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羽根を固定して取り付けるには、何時もと少し違います。
写真のように羽根を開いた状態にして取り付けました。


今年は、コーワフレックスのばらしたシャッターの組み上げで終了です。
posted by masaty at 00:21| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

シャッターをバラバラに…

シャッターユニットをばらします。
チャージシャフトのロックピンが曲がっているので補正して抜き取ります。
シャッター羽根に油がまわっているようなのですべて分解します。

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ガバナーを外すとレバーが見えます。
このレバーを押し込むと羽根が開きます。
通常はこのピンが押し込まれてシャッター羽根が開いた状態になっています。
シャッターが作動している時だけピンが戻り、羽根が閉じます。

シャッターのチャージはこのピンが押し込まれ、羽根が開いている時にしか回すことが出来ない構造になっています。

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羽根が閉じているとシャッターカムが黄色の矢印の位置にあたってしまい、チャージできません。

チャージシャフトのロックピンが曲がっていたのは、
シャッターの最終行程で羽根が開ききらない状態でとまり、
羽根が閉じている時に強引に巻き上げた為でしょう。

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油のまわった羽根など、すべて綺麗に掃除します。

posted by masaty at 23:06| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月25日

レンズの絞りの動きはスムーズです

折れた板バネをそのまま使ってみました。
瞬間接着剤を盛り付け硬化剤で固めます。
しっかり固定しました。
バネは短いですが、充分作用しています。
遮光板は上まで跳ね上がるようになりました。

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レンズの絞りの動きを調べてみます。
3本のビスを外すと簡単にレンズが外れます。

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絞りの動きはスカスカで油がまわっていません。
故障の原因はやはりシャッター側のようです。
レンズにかなりカビが生えていましたが、カビキラーでクリアーになりました。

シャッター、絞りリングを外し、連動する円板など動きがスムーズになるように掃除です。

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posted by masaty at 00:53| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月22日

ミラーボックスの構造

ミラーボックスの左右にミラーを跳ね上げるカムと遮光板を跳ね上げるカムがあります。

向かって右側がミラー用です。
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左側が遮光板用。
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遮光板がしっかり上まで跳ね上がらず、途中で止まっています。

カムの調整で行けそうにも見えますが、
良く見ると右側と比べると押えの板バネが折れています……。

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ミラーボックスを本体から外すと中から折れた板バネが出てきました。
posted by masaty at 10:14| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月19日

チャージシャフトのピンが折れ曲がっている……

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前所有者の方がここまで分解されたとの事です。
巻き上げと同時にガリッと音がしたあと、フイルム側の遮光板が動かなくなったそうです。
 
巻き上げて、シャッターを押すとかなり高速で絞込みレバーが戻っています。
羽根も一瞬閉じているようです。
しかし、遮光板は動きません。

再度巻き上げて、シャッターを切ると同時に絞込みレバーを手でゆっくりと戻して行くと、

IMG_1004.jpgIMG_1006.jpg

羽根は徐々に閉じていきます。でも、閉じた後すぐに開いてしまいます。
どうやらシャッターは作動していません。
シャッターユニットを外してみます。

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本体と繋がっているスプリングを外し、ユニットが外れました。

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ネジリバネをチャージするシャフトにピンが刺さっているのですが、なんと、そのピンが折れ曲がっていますね……。


posted by masaty at 23:45| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月18日

途中まで分解されたコーワフレックスE

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先日オークションで落札したコーワフレックスです。
レチナフレックスと同じようにレンズシャッターになっており、構造が複雑です。
シャッターを巻き上げ、シャッターを切ると一瞬の間にレンズシャッター羽根が
開→閉→開→閉→開と動きます。
赤い区間にミラーおよびシールドが跳ね上がり、シャッター羽根が閉じると同時にミラー、シールドが元の位置に戻ります。
この工程の中で一箇所でも不具合になるとシャッターの動きがストップします。
不具合が出ないようにする為には、常にカメラを動かすことが大事ですね。
レンズシャッター一眼レフは、
数ヶ月も動かさないでおくと、故障する確率が高くなるようです。
posted by masaty at 00:39| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーワフレックスE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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