プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2008年04月17日

ようやく完成です。

心配だった巻き戻しピンですが、
http://masaty.seesaa.net/archives/20080323-1.html
糸をグルグル巻きにして接着剤を注入して補強すれば大丈夫です。

IMG_2311.jpg

何度も押し回しを繰り返しましたが、しっかりと強度は保たれています。
IMG_2312.jpg

テストフイルムを詰め、ゼンマイを巻いていくとカウンターが0の位置まで巻き上げられチャージされます。そのあとゼンマイをめいっぱい巻き上げました。
シャッターを切り続けると24枚くらいでワインダーが効かなくなります。再びゼンマイを巻き上げて……。の繰り返しになります。

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また、巻き戻しはボタンを押し回すとフイルムが途中でも巻き戻しが始まります。
しかし、ゼンマイを一杯巻いていても最後まで巻き戻りません。
その後、ゼンマイを回して巻き戻す事になります。
全自動のようですが、電気仕掛けのようにはいきませんね。

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電池はNR52型の+−を半田でショートさせて物をスペーサーにして、HBタイプのアダプターにはめ込んだSR44を使用。
やや長くなりますが、うまく収まります。




posted by masaty at 23:40| 大阪 ☔| Comment(20) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

レンズを取り付け、ピント調整

レンズを取り付けました。
次に、無限大の位置を決めます。
シャッターにBが付いていれば簡単なのですが、
ダイヤル35には付いていません。

シャッターを開きっぱなしにする方法です。
バルブの無いシャッターの場合は、ガバナーを固定するとシャッターが開いたままになります。
ガバナーのピンが見える部分に丸めたティッシュなどを詰め込み、
シャッターを切ると、
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ご覧の通り開放になります。
フイルム面側にピントグラス付きルーペをあてて、無限大をあわせます。

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フォーカスレバーを無限大の位置にあわせて取り付け、

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レンズ周りの2本のビスを締め込むとレバーとレンズが連動します。


posted by masaty at 22:44| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月11日

ようやく修理も折り返し地点です。

ギアの動きがスムーズかどうか、
ゼンマイを仮止めして動きを見ます。

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長い間にグリスが劣化し、
ギアの動きが悪かったようです。特にギアの磨耗なども無く動きがスムーズになりました。

修理も折り返し地点です。
それぞれのユニットを元通りに組みなおしていきます。

IMG_2302.jpg

シャッターユニット、ファインダーと取り付け、
元の形に近づいてきました。
posted by masaty at 23:56| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月08日

模型用のモリブデングリス

本体のギアボックスです。

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ウォームギアが使われていますね。
グリスがカラカラになってうごきが悪そうです。
洗浄液で綺麗にして、グリスを注入します。
もともと黒っぽいものが使われていますが、おそらくモリブデン入りの
グリスなのでしょう。

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模型用ラジコンの軸受けやギアに使うモリブデングリスです。
カメラにも最適です。

posted by masaty at 23:08| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

すっきりファインダー蘇る

ガラスカッターを使って切るのですが、難しいです。
線を引いて、せんべいを割る感じで……。
歪んで割れてしまいました……。
もっとガラスを割る練習が必要です。

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一番形の良い物を取り付けます。

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すっきりしたファインダーが完成です。
フレーム枠がハッキリと浮かび上がりました。

posted by masaty at 00:22| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

ハーフミラー調達!

頼りになる光学会社社長にお願いしました。
オリジナルのミラーと色が違っています。
最近の表面鏡やハーフミラーはほとんどアルミ蒸着と言う事です。

IMG_2254-1.jpg

50:50と言うのは透過率です。
距離計用のハーフミラーに最適だそうです。
これをカットして使う事にします。
posted by masaty at 00:49| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

レンズ、ハーフミラーを取り外しました。

今日はファインダーからレンズやミラーを抜き取ります。

付着している接着剤を取り除くのが大変…。
カッターで少しずつ削ります。

ようやくグラグラと動くようになり、やっと外れました。

IMG_2177.jpg

真ん中のガラスがハーフミラーです。
ほとんど剥がれ落ちてしまいました。

交換用のハーフミラーはピッカリコニカのファインダーから取り出せます。
しかし、最近ジャンクワゴンでも数が少なく見つけにくくなっています……。続きを読む
posted by masaty at 22:58| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

ファインダのハーフミラーが……

シャッター羽根を掃除し、シャッタユニットは完成です。
次にファインダーブロックを外してみます。

IMG_2174.jpg

露出計のメーター、電池ボックスがファイダーと一体構造です。
外れそうなビスを外していきます。
天板を外した内側にも留めビスがありました。

ハーフミラーがかなり劣化している……。
ファインダーレンズもカビだらけです。
あとで様子を見てみる事にして、
ブロックを外します。
メーターから繋がるコードとcdsを外し、
本体から分離しました。

IMG_2176.jpg

レンズ部分を綺麗に拭き取っても、見え具合は白濁状態。
フレーム枠は全く見えません。ミラーの役割を果たしていませんね。
そっと拭いてみると表面が剥がれてしまいました……。
posted by masaty at 23:55| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

絞り羽根も分解

シャッター羽根と同じように絞り羽根も分解して掃除する事にします。

IMG_2169.jpg
4枚羽根です。
絞りにもやはり油が回ってきていました。

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固着した油が金属板のメッキを劣化させています。
シャッター羽根の形に痕が残り、拭き取っても跡形が残ったままです。

絞りやシャッター羽根の擦れる板に鉛筆の芯を塗りこむと、
すべりが良くなるそうです。

芯の粉が残らないように充分注意しなければいけませんが…。
posted by masaty at 22:49| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月29日

シャッターの構造です。

羽根は外した状態です。

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レバーを矢印の方向へ倒していくと、
チャージロックピンで固定されます。

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シャッターボタンを押すと左のレバーが矢印方向に動き、
ロックされたチャージピンを解除します。
するとチャージレバーはスプリングによって元に戻りますが、
シャッター開閉レバーが蹴られて赤矢印方向に往復運動し、
2枚羽根が開閉します。

ガバナーの青い矢印のピンの位置によって羽根の開いている時間を調整しています。

posted by masaty at 23:41| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

羽根が跳ね上がりました…

IMG_2058.jpg

右側に見えるノコギリは絞りレバーと繋がっています。
絞りはスムーズに動いていますが、シャッターはリリースされている状態ですが止まったまま……。
ユニットの裏側のビスを外してメカ部分を抜き取ります。

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羽根がピッタリと貼りついています。
絞り羽根を押えている板にもシャッター羽根の形が転写されています。
おそらく一度も分解されていなかったのでしょう。
油が少ずつ回り、それが硬化して貼り付いてしまったようです。
40年以上も前のものですから仕方が無いですね。

この写真を写した直後に、突然シャッター羽根が跳ね上がり、分離して散らばったのです。


IMG_2087-1.jpg

シャッターメカも羽根が外れてから動くようになりました。
posted by masaty at 23:27| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

シャッターユニットが外れました。

シャッターが動かないのでユニットを分解します。
レンズ部分を抜き取ると、シャッターの構造が見えてきました。

IMG_2055.jpg

ガバナーが付いています。
バルブは効きませんが、1/30、1/60、1/125、1/250の4速に調速できます。
比較的簡単な構造です。

シャッターはチャージされた状態ですが、ロックを外しても羽根が開かず、固まったままです。

裏からユニットをとめているビスをはずし、
シャッターユニットを外しました。

IMG_2056.jpg

posted by masaty at 22:45| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

ユニークな構造の絞りリング

シャッタースピード優先で絞りオートで撮影できますが、
なんと、このダイヤル35はマニュアルで絞りを選ぶ事が出来ます。

IMG_2166.jpg

オートカメラによく見られる構造。
露出計の針がありますね。明るさに応じて針が振れ、
シャッターを押し込むと針の位置によって絞りが変化します。

ダイヤル35のユニークな構造とは、
絞りリングと露出計の針とが連動する事です。

矢印が絞りリングですが、今の状態では針と接していません。
この絞りリングを上に引き上げると、

IMG_2167.jpg

左側の矢印のように、リングが針を押し上げて接しています。
リングを回転させると針も一緒に回転し、
針の位置をマニュアルで決める事ができます。
絞り値はファインダーの中で読み取ります。
右側のブライトフレーム枠に値が記されていて、ファインダーを覗いてリングを回しながら合わす事になります。

なかなかマニアックな構造ですね。
posted by masaty at 23:38| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

縫い糸を使って……

ボタンとシャフトとをしっかり固定しなければなりません。
接着しただけでは押し回しした時に再び剥がれ、外れてしまいます。
はがれないように外側から補強する事にしました。

薄い金属板を巻くか、極細の針金を巻くか……?
でも厚みが出るため断念。

色々考えた結果、銅線の芯。または縫い糸。
ポリエステルの細番手の縫い糸でもかなり強度があります。
銅線の芯より切れにくく、扱いやすいので糸を巻く事にしました。

IMG_2061-1.jpg

隙間に接着剤を注入して様子を見ます。
posted by masaty at 22:25| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

殻と中身が分離

貼り皮をはがすと隠しねじが2本見つかりました。
破損している巻き戻しボタンのカバーを外すと、
殻と中身が分離しました。

IMG_2049-1.jpg

裏蓋のモルトは綺麗に取り除かれ、掃除された跡がありますが、
ダイキャストがはまっていた部分の劣化したモルトはそのままです。
ここまでは分解された形跡はありません。

問題は、破損した巻き戻しボタンです。

IMG_2051-1.jpg

押し回しする部品なので接着剤で補修しても強度が足らないかも……。
posted by masaty at 23:26| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

最中のような構造

今日からダイヤル35再開です。
ゼンマイを外した状態のままでした。
このダイヤル35のボディの構造はデミと良く似ています。
内部のダイキャスト部分が外側のアルミの殻で覆われ、
丁度最中のような構造になっています。

裏蓋と一体になった外枠を外していきます。
まず、正面のレンズ周りと絞り環。
これは、芋螺子を緩めると外れます。
シャッターボタン周りですが、

IMG_2047.jpg

螺子がきられていて、しっかりつかんで回すと緩みます。
posted by masaty at 23:20| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

グリップが外れました。

奥の芋螺子はグリップのねじ止めを固定しています。
グリップを外すのに無理やり回すとねじ山を潰してしまうので要注意です。
奥に見える芋螺子を緩めると簡単に外れます。
IMG_2042.jpg

グリップを外して横位置にして見ると普通のカメラになってしまいます。

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posted by masaty at 09:42| 大阪 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月07日

グリップを固定する芋螺子を発見。

まず、グリップ兼ゼンマイを外してみます。
隠しねじはだいたいカバーの下に隠れています。
そこでグリップカバーを剥がしたのですが……、

IMG_2039-2.jpg

穴は見つかりましたが、芋ねじはありません。
これはゼンマイの内部を分解する時に使いそうな穴です。
ここはこのままにしておきます。

裏蓋を開けるとグリップを固定するためのネジらしきものがありました。
IMG_2040-2.jpg

これを外すと、その奥にもう一つの芋螺子発見……。
posted by masaty at 00:20| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月06日

ユニークなデザイン キャノンダイヤル35

名前がダイヤル35。
レンズの周りに付いている露出計窓が昔の電話機のダイヤルに似ているところから付いた名前だそうです。
35ですがハーフサイズです。

IMG_2036.jpg

黒いグリップはゼンマイを兼ねていて、縦に構えます。
フイルムは上から下へ巻き上げられるので、ハーフサイズですが横長のフレームになります。

ゼンマイは巻き上がりますが、シャッターは切れません。
内部の劣化したモルトは綺麗に取り除かれています。
前所有者の方が整備されたようです。

IMG_2045.jpg
巻き戻しボタンが割れていますね……。

posted by masaty at 08:56| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | キャノン ダイヤル35 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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