プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2009年06月07日

機械式カメラは最高!

幕の接着がしっかりしたのでシャッターの調整です。
高速シャッターでの幕の開き具合が心配でしたが、
ムラもなく安定しています。


スローダイヤルの回転によってシャフトを押し込むのですが、
低速になるにつれて、押し込み量が大きくなります。

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先幕のピンがあたってガバナーで緩速され、外れると後幕がスタート。
押し込み量に応じて外れる時間が調整されます。


ボディシェルを取り付けます。
フイルム押さえに上下があります。
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下部分はフイルムを滑り込ませるため、斜めにカットされています。

最後に距離計の調整です。

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向かって左は偏角プリズムで、回転させて上下のズレを調整。

マイナスドライバーで奥にあるマイナス螺子を回して
左右のずれを調整。



ライカなどの機械式カメラは、
分解して調整すれば、再び生き返ります。
何十年も使い続けることが可能です。
最近のデジタルカメラではきっと不可能でしょうね。
posted by masaty at 01:02| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

シャッター部分を分解し、注油。

最初の修理は、外れてしまったリボンの貼り直しだけでした。
今回分解していくと、巻き上げドラムの貼り付けられている部分も
簡単に剥がれてしまいました。

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接着剤の劣化で接着面が弱っていたのですね。

シャッター幕は劣化がなく、比較的最近に取り替えられた感じです。
このまま使用することにします。

巻き上げ側のドラムの動きを点検します。

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先幕の軸ですが、Vfはベアリングが使われています。
Vaでは、ワッシャーのみですね。
このシャフトの四角く切られた先にブレーキカムが付きます。


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先幕シャフトを抜き取るためにシャッタースピード変更ピンなどの部分を外します。
シャフトと共にドラムが外れました。


矢印は後幕ドラムに刺さるピンです。

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このピンの部分の回転が悪く、
そのため、後幕の戻りにムラがあったのでしょうか……?

注油により動きが改善。
これでシャッタームラは無くなるでしょう。

posted by masaty at 00:48| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

ライカVa不調……

半年以上前に調整したライカVaが不調です。
低速時、バルブ状態になることがあります。
先幕が舟形を蹴飛ばす勢いが弱いのか……。
時々状態が出ます。
先幕テンジョンを上げても、
スピードにムラがあるような感じもします。
最初からもう少し分解して整備しておけば良かったのに……。


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ねじりバネが内装されている巻取り側ドラムを分解しています。
内部のグリスはカスカスになっていました。
これが不調の原因かも…。
洗浄した状態です。

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posted by masaty at 23:31| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月22日

Lマウントファミリー

LマウントファミリーにVaが追加されました。
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ズミタールとVa。
沈胴レンズなのでコンパクトです。
気軽に持ち歩ける組み合わせです。

Vfにはミノルタの梅鉢スーパーロッコールを着けてみました。
ライカにも良く似合いますね。

posted by masaty at 23:57| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月16日

軍艦を開けて点検。

シャッターはOKですが、
軍艦内部も点検してみます。

向かって左側は距離計の窓です。
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単なるガラスではなく、偏角プリズムになっていて、
上下のズレの調整に使います。

嵌っているプリズムを外し、カニ目リングを外します。
ファインダー側も同様に外し、接眼側も2箇所外します。

軍艦部分が外れました。

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シャッターのメカニズム。
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単純で解りやすい構造ですね。
また、各部品の仕上がりがとても美しいです。
精度の高さが感じられる所です。
全く調整は不要でした。

posted by masaty at 23:58| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

リボンを元の位置に接着

リボンを元の位置にしっかりと接着。

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テンションを緩めることなく無事接着完了です。

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スリットの重なり具合です。
ロシアのものに比べ、巻き上げは均一にムラなく巻き上がっていきます。

先幕の張り合わせ部分も剥がれかけているので、接着剤で補強。

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驚いた事に、シャッターは調整なしで快調に蘇りました。

長期間リボンが外れたままで、
しかも、幕が歪んだ状態でしたが、
パーツを交換することなくそのまま使えたのはラッキーでした。
posted by masaty at 22:55| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月12日

先幕リボンはドラムから剥離していました。

シャッター幕の状態です。
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後幕の接着部分が剥がれ、めくれています。
気になる先幕ですが……、
リボンの状態が見えないので、遮光板を外します。

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遮光板を外すと、底の板ばねも一緒に外れます。

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どうやらリボンはドラムから剥離していただけです。
posted by masaty at 10:01| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月09日

グッタペルカが割れそう……。

枠の貼革が浮いています。
ゴムを固めてできた人工皮革グッタペルカと呼ばれていますが、
硬化して割れてしまいそうです。

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外枠が外れました。
全体に浮いているようです。
吊環があるために外れません……。

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グッタペルカが割れないように
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持ち上げた隙間にボンドを塗布。

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100円ショップのボンドです。
粘度が低くてしゃぼしゃぼなので、薄板に塗り広げ、それを隙間に通して塗り込みました。
速乾ではないので念入りに塗りこむ事ができます。
洗濯バサミで圧着して、しばらく乾燥させます。
posted by masaty at 23:54| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

マウント、低速ダイヤルを外す。

レンズマウントを外しました。
偽ライカとえらい違いです。
マウントとボディとの接する面が精密に仕上げられています。

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スペーサーは入っていません。
きっちりと精度が出ているのでしょう。

偽ライカは革の上に直接マウントが乗っかっていて、
http://masaty.seesaa.net/archives/20080728-1.html
ネジの締め込み具合でフランジバックが狂ってしまいます。

スローダイヤルを外してみます。
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マイナスネジ、つまみの芋ネジをゆるめ、ダイヤルが外れます。
芋ネジはシャッタースピードの指標板を締め付ける為のものです。


ダイヤルのシャフトが出てきました。
これは、ボディ穴の奥に見える棒を押しています。
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このシャフトは螺旋状に切られていて、
回転角によって押し込む量が変化します。
すると、ガバナーに当たる時間も変化します。
posted by masaty at 23:27| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

先幕が歪んでいます……。

外枠は凹み無く綺麗。
程度の良いボディなのですが、
先幕が歪んでいます……。

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半分ぐらい巻き上がっていますが、先幕の下側のリボンが緩んでいます。
切れたのか、外れたのか……?
幕には亀裂がなく、
ゴムの劣化は見られません。


posted by masaty at 23:46| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

ライカは仕上げが美しい

ゴールドライカが仕上がり、
次は一緒に並べてあったライカVa。

VaはDVに1/1000が組み込まれ、
DVはDUにスローシャッターが組み込まれたモデルです。
ゴールドライカはDUをモデルにしたと言われていますね。

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正真正銘のライカ。
文字の形が整っています。
https://masaty.up.seesaa.net/image/IMG_3312.jpg
偽物は偽物らしく歪が見られます。

フェド、ゾルキーに比べ、本家ライカはエッジ部分の仕上げが美しいです。

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ファインダー窓の額縁の仕上げが丁寧です。偽ライカはフェド、ゾルキーと同じように窓が小さく、簡素化仕上げです。

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シャッターダイヤル回りの丸み部分が斜めにカットされた仕上げが美しい!

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ライカの部品を一つ一つ見てみると、
偽物には見られない精密で美しい仕上がり具合。
職人気質が感じられますね。


posted by masaty at 23:45| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ライカ Va | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする