プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2009年05月30日

新品の輝き……

ファインダー部分の掃除です。
覗いたときの見え具合の良し悪しで、写真を写す気分が違います。

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幸いにしてプリズムの鍍金は傷んでいませんでした。


ピントグラスやコンデンサーレンズ、プリズム面等のカビをふき取ると、見違えるくらいスッキリと見えるようになりました。

レンズには変な模様が……。
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カビなのか、水が入った痕なのか?
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分解してカビキラーしてみると、
案外綺麗に取れてしまいました。
絞りにはオイル漏れは無く、動きはスムーズです。


ボディカバーの酷い錆ですが、
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友人から頂いた、業務用の金属クリーナーを使ってみます。
素材は定かではないのですが、
白い粉で、水で溶いて塗ひろげます。
乾いてから擦るとピカピカになります。

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ご覧の通りです。
新品の輝きが蘇りました。

レンズの絞込みピンの動きが軽く、
本体側のレバーと軽やかに連動しています。

このピンの動きが硬いと、ボディの連動レバーが止まってしまいます。







posted by masaty at 23:23| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

ミラーボックスの取り付け

ミラーボックスには、
ミラーを跳ねあげるバネは付いていません。

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シンプルな構造。
ボディ側のカムシャフトに繋がるレバーがあり、
シャフトの回転により上下します。
連動してミラーが上下します。

ミラーボックスを取り付け、
再びシャフトにテンションを掛けます。
このテンションの掛け具合は1回転では弱すぎです。
2回転でちょうど良い状態です。


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レンズを付けていない状態ですが、作動良好です。


posted by masaty at 22:44| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

先幕の貼り付け

先幕を貼り付け、しっかり乾いてから位置を合わせます。
後幕を巻き上げた状態にして、
ロックが外れないように輪ゴムで留めます。

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各矢印のギアは、
青矢印ギア→赤矢印ギア→先幕と繋がっています。
青矢印ギアは巻き上げると回転し、先幕を巻き上げて行きます。

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赤矢印ギアの裏面にピンが打ち込まれています。
このピンが後幕ギアのピンを押すことによって、
先幕、後幕が同時に巻き上がります。

このピンとピンが当たるときに後幕、先幕のスリットが重なるように
調整すればOK。

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理屈では解っていても、実際はなかなか一発では決まりません。

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この位置が決まるまでは、何度も何度もギアを外したり嵌めたりの
繰り返しでした……。

posted by masaty at 23:52| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

後幕を貼り付ける

巻き上げ側のドラムに後幕を貼り付けます。

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紐を引っ張りながら巻き上げていきます。
巻上げが完了した位置です。

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レバーが矢印のところに嵌り、後幕がロックされます。

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posted by masaty at 09:10| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

シャッター幕の作成

シャッター幕は今まで色々な素材を使いましたが、
これが一番安上がりです。

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暗室用の暗幕です。
不良の幕を採寸し、切り出します。
スリットも不良幕のものを再利用。

リベットは100円ショップの
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アルミ針金です。 

穴に通し、
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適当な長さに切り取ります。


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そのままバイスで締め付けると、

出来上がりです。

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posted by masaty at 23:19| 大阪 ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

やっと幕が外れました。

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黄矢印が後幕、赤矢印が先幕のギアです。
先幕用のギアを外すと先幕の巻上げドラムは自由に動くようになります。
続いてその下にある後幕用ギアとの連結が外れ、後幕のドラムも自由に動くようになります。



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巻き上げドラムが自由に動くようになり、
幕を引っ張りながら外します。
幕やリボンを外す前に、端を罫書いて
交換幕の貼り付け位置を付けておきます。
 
しかしながら、交換幕やリボンの厚みによって
位置をずらさないといけない場合が多く、
幕交換は難易度の高い作業です。

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巻き取りドラムを外します。
ドラムは、かしめてあるため分解できません。
そのままアルコール漬けにして洗浄します。
軸の隙間からグリスを注入しました。

posted by masaty at 00:35| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

巻き上げ側を分解

まず、分解して外す前にギアなどの位置関係を確認しておきます。

後幕巻上げドラムのギアに連動するガバナー用ギアの位置です。

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写真は巻上げた時の位置です。


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この写真はシャッターが切れ終わった時の位置。

確認が済み、分解開始です。
巻き上げ側のドラムは2軸式です。
後幕及び先幕リボンがそれぞれ独立して巻かれています。
そして、幕が外れないように、シャッターが切れた状態でも
軸に一周以上余裕を持って貼り付けられています。
これを外すために、巻き上げ側ギアが自由に動くまで分解します。


シャッターダイヤルの下がスローガバナー調速用のカムです。まずこれを外し、

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続いてシンクロ用カムが乗っています。外すと位置が分からなくなるので仮留めしておきます。

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後幕係止に関わる部分を外します。
シャッタースピードに関わる重要な部分で、いったん外すと組み立てた時に微調整に手間の掛かる部分ですが……。

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posted by masaty at 22:23| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

幕交換の対策

幕が劣化している為、交換します。
交換といってもなかなか大変な作業です。
いつも一番やり易い方法を考えるわけですが・・・・・・。、

上から眺めた写真です。スローガバナーが見えます。
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矢印のスプリングの入っている巻取り側のドラムは連動部分が無いので、外しても組立作業が楽です。

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巻き上げ側のドラムも2軸式です。
巻き取り側は、シャッタースピードを変化させる様々な機構と連動している為、
下手に分解すると、わけが分からなくなります。

ドラムはなるべく外さず、最小限の分解に留めておくつもりです。


posted by masaty at 00:26| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

やっとミラーボックスが外れました……。

カムシャフトとミラーから降りている板とが繋がっていました。
バネも掛かっています…。

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この板は上下するとミラーが上下します。
カムシャフトが回転することによってミラーが上下することが分かります。
板とカムシャフトとの連結を外します。

E環、スプリングを外し、

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分離しました。

ミラーボックスの底板はビスを緩めず、引いて持ち上げると外れます。
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やっとミラーボックスが外れました。


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やはり幕の劣化は酷いですね……。

posted by masaty at 00:03| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

ミラーボックスを外す。

ミラーボックスを外すため、前板を外します。
皮は劣化が無く、簡単にめくれました。

前板を外し、セルフタイマーを外します。

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後は、ミラーボックスが固定されているビスを見つけ出すことです。
大体はファインダーの両端2箇所、底に2箇所の計4箇所を外すと外れます。

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先ず、裏蓋を開けたら2箇所見つかります。

ファインダーも掃除するため、
降ろしておきます。

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次に底ですが、

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矢印の2箇所がミラーボックスを固定しています。

この4箇所を外すとミラーボックスが外れそうになりましたが……。





posted by masaty at 23:37| 大阪 | Comment(2) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月07日

プリズムの蒸着面は異常なし

幕交換のため、本格的に分解。

まず、トップを外します。

巻き上げレバーの円盤。
これは逆ネジです。
ネジを切ってしまった個体を良く見かけます。
この部分に逆ネジを使っているメーカーは多いですね。

カニ目穴が空いていないので、両面テープを使います。
片面は円盤に、もう片面に適当な物を貼りつけ、
時計回り回せば簡単に緩みます。

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シャッターダイヤルは芋ネジを緩めると外れます。

トップカバーは簡単に外れました。

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幸運にもプリズムの蒸着面の劣化はありません。

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押さえ板の間にモルトが使われています。
大体、このモルトが劣化し、接触している蒸着面まで侵食します。


posted by masaty at 22:37| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月05日

まるでOHCエンジンのカムシャフトです。

巻き上げレバーをいっぱいまで巻き上げると、
シャッター幕がチャージされました。
しかしミラーは動かず、幕が途中で止まってしまいます。

幕交換の為、かなり先まで分解することになりそう……。


先ず、底蓋を外してみます。

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なんと、真ん中にシャフトが……。
これは、ホークUのエンジンをばらした時に見たカムシャフトの構造です。

巻き上げレバーを動かすと、シャフトのバネが回転します。
おそらく、チャージ用のねじりバネでしょう。

バネを観察します。
ねじりバネの片方は
巻き上げレバーの回転ギアと繋がっています。

もう片方は、

端が折れているのかな……。
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ねじりバネをチャージする。→
シャッターを切る。→
シャフトが回転する。
そのためには、端がシャフトと繋がるはずです。

穴を発見!
シャフト側にスプリングの端を留める穴が見つかりました。

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バネの端をL字に曲げ、無事貫通。

巻き上げ完了状態のため、シャフトを逆回転させてテンションを掛けます。

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このテンションの掛け具合は1回転では弱すぎです。
2回転でちょうど良い状態です。

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シャッターボタンを押すとシャフトが回転してミラーが跳ね上がりました。
シャッター先幕が開きましたが、後幕が途中で停止……。

とりあえず、シャフト部分の破損バネは修復できました。

posted by masaty at 23:52| 大阪 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

かなりのジャンク品……

当時は、安物でよく故障するということで
人気が無かったペトリです。
会社も早い時期に倒産してしまい、市場に流通した数は、
メジャーなメーカー品に比べ、数が少なかったのでしょう。
ジャンクでも割高でした。

このV6Uかなりのジャンク品です。

ボディの錆びです。深い所まで侵食しているようです。
磨くと鍍金が落ちてしまいそう……。

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レンズは使い物にならないかも……。

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シャッターは引っかかったままで動きません。
裏蓋を開けてみると、

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幕が波打って薄っすらと亀裂が入っています。
交換しないといけないようです。

posted by masaty at 12:08| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

日本カメラショー

ペトリの一眼レフV6のU型です。

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日本カメラショーが、
かつて難波の高島屋で毎年開催されていました。
マサティがペトリと言うメーカーを知ったのは、
1970年開催の時です。

当時はカメラメーカーも多数あり、
各メーカーのブースを回るのが楽しみでしたね。

ニコンをはじめ、メジャーなメーカーでは黒山の人だかり。
特にニコンFのシャッター耐久テストをしているコーナーはすごかった。
自動でシャッターを切り続ける機械にニコンFがセットされ、
激しく動いていました。
頑丈なカメラであることを見せつけていましたね。

それに比べて、ニコンのコーナーを羨ましそうに眺め、暇そうにしているブースがありました。
それがペトリカメラ。
数人の友人と共にペトリへ行くと、すごく歓迎されたのを思い出します。
値段が安いことを強調されていましたが、あまり好きになれませんでした。
なんといっても格好が悪い。シャッター音がでかすぎる。巻き上げレバーのガリガリ感。潰れそうな感じ……。
なるほど。だから人気が無いのか、と思ったものです。

その後、検討の結果、
オリンパスペンEES-2からアサヒペンタックスSPに買い換えました。



posted by masaty at 23:56| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリ V6U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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