プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2009年07月16日

致命的な土台の歪み

レンズ正面に強い衝撃が加わり、土台が歪んでしまったのか……?

部品の傷み具合から想像できます。
正面の衝撃で、シャッターユニットを乗せる土台が歪み、レバーが戻らなくなる。
シャッターボタンを無理やり押し込んで
レバーの鋲の嵌る穴を破損。
ジャンク品として市場へ。
最初に手に入れた人が分解し、
歪みにより狭くなった土台とユニットの隙間に嵌っている円盤をヤスリで削り、
痛んだ穴を補修。しかし改善しない……。
結局修理不完全のまま再度ジャンクワゴンへ。

最近のジャンクは、こういった感じで手が加えられたものが多いですね。

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シャッターボタンが戻らないのは、土台が歪んでいる為だったのです。
ユニットがやや左に傾いています。
このまま動いたとしても、光軸が歪んだままです。

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歪んだ土台の修正にはかなりの時間が掛かりました。
一度ズレた光軸の修正が写りにどれほど影響があるか?
調べてみないといけませんが……。
これでようやく完成です。


 

posted by masaty at 09:30| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月14日

仕上がる寸前で、連動部分が不調……

シャッターユニットを組み込み、
仕上がる寸前で、シャッターボタンが戻りません。
どうも連動部分が不調な感じです……。


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シャッターユニットを乗せる台にシャッター連動レバーが見えます。
ボディのレリーズボタンを押すと、ピンとレバーが回転。
レバーの回転とともに、左の円盤が回転し、
円盤のレバーがシャッターユニットのレリーズレバーを押し、
シャッターが切れます。

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土台に乗っている円盤ですが、レバーの鋲が嵌る穴が傷んでいたり、
表面がヤスリで削られていたり……。
また、ユニットを乗せてカニ目リングを締付けると戻りが悪くなります。

原因はこのあたりに在りそうです。
posted by masaty at 22:55| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月08日

絞り羽根の組み立て

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しっかり汚れを洗い落とします。
ブロアーを使ってブクブクやっています。

綺麗になった羽根を組み上げます。
以前にも紹介した磁石を使う方法です。

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羽根を均一に嵌め込むため、
左の円盤を乗せながら整えます。

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土台側を絞り開放の位置にして、
羽根を乗せます。
裏側からの磁石で貼りついているので、
逆さまにしてもバラけません。

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10個の鋲がしっかり嵌るのを確認してビスを留めます。

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磁石を外し、絞りの作動具合を見ています。

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レンズを取り付け、ユニットが完成です。
posted by masaty at 19:03| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

絞り羽根も完全に固着……

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メカユニットが外れました。
古いオイルがまわって、羽根が完全に固着しています。
羽根が摺れる板もかなりの汚れ。

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この板を外すと絞り羽根が現れます。

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10枚羽根で構成されています。
シャッター羽根同様に固着していて、
花びらの形のままコロンと外れてしまいました。

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ぺったりと引っ付いています。
鋲が打たれている位置が微妙に違いますね。
組み立てる時、裏表を間違わないよう気をつけましょう。
posted by masaty at 22:25| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

シャッターユニット分解

シャッターユニットの分解です。

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前群レンズを外します。コニラピッドSとかかれています。
シンクロソケットは古いタイプ。

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銘板を外すとメカが見えます。
セイコーラピッドなど、コンパー型のシャッターですね。

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羽根の固着が酷く、いつものように分解掃除になります。
ユニットを開くために、引っかかる部分を外しておきます。

シンクロ接点が邪魔なので
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外します。
posted by masaty at 23:29| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

シャッターユニットの取り外し

シャッターユニットを取り外します。

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後ろ側から、まず後群レンズを外し、カニ目リングを外します。
かなり奥の方なのでラジオペンチを改造したカニ目回しは入りません。
以前に紹介した
http://masaty.seesaa.net/archives/20090329-1.html
釘とラジオペンチを使う方法で外しました。
でも、カニ目リングはしっかりねじ込まれずに留められていたのか、
簡単に緩んで外れました。

シャッターユニットだけを外すのであれば、
裏蓋をあけ、後ろ側から後群レンズ、カニ目リングを外すだけで
良かったのです。

分解の順番を間違えてしまいましたね。
posted by masaty at 22:48| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

ヘリコイドグリスを注入

トップ部分です。

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距離計のファインダー部分はボディと一体化してます。
レンズの繰出し量によって
真ん中にあるレンズが前後に移動します。

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レンズ部分後ろ側からです。
本体に留められていた板を外すのに、
レリーズ連動レバーのビスまで外してしまいました。
でも、これで飾り前板まで外れます。

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ヘリコイドが見えてきました。
グリスは乾燥して固まっています。
アルコールに浸し、しばらくしてから回してみると、ヘリコイドが動くようになりました。
古いグリスを取り除き、ヘリコイドグリスを注入。
posted by masaty at 22:25| 大阪 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

わかりやすい構造です。


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ボディの構造は単純です。
レリーズボタンから連動するレバー、距離計のアームだけです。

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連動レバーの動きはスムーズです。
シャッターボタンの動きが悪いのは、
どうやらレンズ側に問題がありそうです……。

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底部分です。
巻き上げギアがスプロケットギアと噛み合っています。
グリスが劣化して硬くなっているので掃除して新しいグリスを注入しました。
posted by masaty at 09:52| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

やっとボディから分離

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底蓋のビス以外に、裏蓋ロックレバーを外さないといけません。
このレバーはフイルム室側からみえる皿にビスで留められています。
このビスを外すには、トップの巻き戻しシャフトを外し、
その穴からドライバーを通して外すようです。

結局、トップカバーから最初に外せば良かったわけです。

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巻き上げダイヤルをはずします。
こんなところに隠し螺子がみつかりました。

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トップカバーが漸く外れましたが、
レンズ部分はグラグラにぶら下がったままです……。

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巻き戻しシャフトを抜き取り、
ドライバーを突っ込んで裏蓋開閉レバーに留められている皿を外します。

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底蓋が外れます。飾り前板の次にしっかり留められた前板のビスを外し、

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やっとボディから分離。
やれやれ……
posted by masaty at 22:20| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

簡単には外れません……

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レンズ根元に4本のビスがあり、これを外し、
引っ張ってみましたが、引っかかります。
レリーズと連動する部分が出っ張っています。
さらにボディの前板を外すことにします。

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前板を外すのにバルナックライカのスローダイヤルに似たダイヤルを外さないと外れません。
ちょっと手間ですね。

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これでもまだ外れません……。
その奥にボディとしっかり留められた板があり、其れを外さないと駄目みたいです。
そのためには、底蓋、トップカバーと外してからでないと外れません。
随分面倒です…。
ファインダーや距離計の掃除もしないといけないから、全部分解します。
posted by masaty at 22:41| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

コニカUです。

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コニカUです。
V型と違い、この時期はシャッターチャージと巻き上げが連動していません。
巻き上げ操作とは別に
シャッタースピードリング横のチャージレバーを倒す操作が必要です。

連動機構が付いていない分、構造が単純で修理しやすいです。

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シャッター羽根が粘っていて、途中で止まってしまいます。
また、シャッターボタンが硬く、押し込むとなかなか戻ってきません。

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レンズは沈胴式ではなく、ヘリコイドで引っ込めるダブルヘリコイド式ということですが、
硬くて回らない状態。

レンズから外していくことにします。
posted by masaty at 23:27| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | コニカU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする