プロフィール
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カメラとの出会いのきっかけは大阪万博。
マサティ少年は、オリンパスペンEES-2で撮りまくったのです。
名前:マサティ
年齢:多感な時期に大阪万博を体感
性別:男
ウェブサイトURL:http://www.geocities.jp/t911masa/
一言:クラシックギターも大好きです!!
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2010年09月05日

ローライ35Sと比較

ファインダーを載せる前に、
本体の複雑な構造を見ておきましょう。

IMG_8135.jpg

レンズ繰り出しノブを回すと、
多数のギアを介して、ヘリコイドが回転するのがわかります。

IMG_8136.jpg

露出計は、絞り、シャッターダイヤルの組み合わせによって
メーターが回転する仕組み。


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リード線は、シンクロ、電源用。


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IMG_8144.jpg

忘れずにリード度線を半田付けし、
シャッターユニットを乗せます。
そして、作動チェックです。

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遮光用モルトプレーンを張り替えます。

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前板のレンズとの隙間にも。

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各所チェックして完成です。

ローライ35sと比べてみます。

IMG_8151.jpg

共にブラックボディ。
殆ど同じサイズ。
巻き上げレバーはペトリの方が断然操作しやすいです。
シャッター、絞りダイヤルも、
右手人差し指及び親指が自然とかかる位置です。
ファインダーを覗いて、露出計の針を見ながら操作できます。
ピントも右手人差し指でファインダーを覗きながら操作。

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レンズを繰り出した状態。
ローライはワンタッチですが、
ペトリはノブをぐるぐる回します。

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沈胴させた状態。
共にコンパクトなカメラですね。

個人的には、ペトリのほうが気に入っています。








posted by masaty at 23:55| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月04日

採光式ブライトフレームファインダー

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ファインダー上を横切っているリード線を外し、
ファインダーブロックを外す準備です。


電池ボックスからのリード線は、劣化していたため、
新しいリード線と交換です。

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いったん電池ボックスに通してから、

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接点と半田付けします。
外れてしまうと面倒なことになるので、
念入りにしっかり取り付けます。

IMG_8132.jpg


ファインダーをおろします。

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ハーフミラーが使われています。
はっきりとブライトフレームが浮き上がる
採光式。手抜きのないファインダーです。

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目測式ですが、距離計連動式のように
カムが付いています。
レンズの繰り出し量に応じて針の付いたレバーが動き、
ブライトフレーム下部の距離マークの上を示します。

IMG_8139.jpg

コンパクトな割りに本格的なファインダーですね。
ちなみに、ローライ35のファインダーは
省スペースで安価なアルバダ式です。



IMG_8141.jpg

かなり曇っていたので、分解して掃除。
ハーフミラーは殆ど劣化無く、
そのまま使います。

クリアーなファインダーがよみがえりました。
posted by masaty at 23:40| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月03日

電池ボックスの腐食

ボディの裏側に電池ボックスがあります。
一円硬貨などで蓋を開けるのですが、
なかなか開かない……。

油などをしみこませて、しばらく放置。
ドライヤーで暖めて、ようやく回りました。

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中から液漏れして腐食したH-Cが出てきました。
随分前のもので、液漏れを起こして放置されていたのでしょう。

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綺麗にふき取り、電池を入れてみましたが、
露出計は反応なし。
電池ボックスのマイナス側が腐食して断線している物が多く、
このペトリも同じケースと思われます。

接点を剥がすことにします。

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絶縁体が電池ボックスと接着されているため、
一部砕けてしまいましたが、

IMG_8127.jpg

なんとか取り外し成功。
予想通り、腐食して半田が外れていました。

電池ボックスを外してみると

IMG_8128.jpg

外れてしまったリード線が見えます。
古いリード線は、半田がのりにくく、
交換することになります。
posted by masaty at 23:51| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月02日

シャッターユニットが完成

絞りの動きはスムーズです。

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分解せずにこのままでOK。

羽根を洗浄後、くみ上げます。

IMG_8122.jpg

チャージし、レリーズレバーを回転させると、
羽根が快適に開き、

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放すと素早く閉じることを確認。

ガバナーも点検してみます。
 
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アンクルの動きがスムーズになるように、
清掃して、シャッターユニットが仕上がりました。

 
posted by masaty at 23:38| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月31日

シャッターユニット取り外し

シャッターユニットを外します。

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裏側からカニ目リングを外すと
シャフトごとユニットがはずれます。

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一見複雑な感じがしますが、
シャフトの断面は半月状になっています。

ボディ側のギア、レバーの
半月状の穴にはまり込んで、
シャフトが回転することが解ります。

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ユニット側の配線4箇所を半田ごてではずし、
いよいよ本体と分離し。

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ユニット裏側です。

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表側です。

posted by masaty at 09:41| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月30日

シャッターユニットごと沈胴する構造

メカがぎっしりと詰まっていますね。

IMG_8096.jpg

沈胴レンズユニットを作動させるのに
シャフトが通っています。
写真に見える2本のシャフトは、
右側がシャッタースピード、左側は絞りとリンクしています。

IMG_8098.jpg

向かって左側側面はレリーズ用
底にはチャージ用。

合計4本のシャフトがボディと繋がっています。



IMG_8097.jpg



向かって右側は配線。
シンクロ用2本と露出計用の2本。

合計4本のリード線は、
レンズが沈胴するため、縺れないような工夫がされています。

ローライ35も沈胴しますが、
シャッターユニットはボディ側に固定された合理的な構造です。

ペトリの場合は、
シャッターユニットごと沈胴する蛇腹式と同じ方式ですが、
シャフトでボディとリンクさせる構造で、ローライに対抗したのですね。

ペトリはローライを真似せずにやり遂げる高度な技術を持ったメーカーだったのでしょう。



今となれば、レンズ部は電子ユニット化されているので、
沈胴レンズとのリンクは、フレキシブル基板で簡単に作られてしまいますけど……。

posted by masaty at 00:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

メカがぎっしりと詰まっています。

トップカバーから外して行きます。

巻き戻しレバーを外し、
レンズの沈胴ダイヤルを外します。

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カニ目螺子を外す時には、
ダイヤルをしっかり固定して外します。
内部のギアを痛めないようにするためです。

トップを外した後、貼り皮を剥がし、
前板を外します。

IMG_8094.jpg



シンクロの配線を半田ごてで外すと、
前板がはずれ、メカがぎっしり詰まっている内部が
見えてきましたね。

IMG_8095.jpg


レンズの銘板を外すと、
感度リングが外れます。

クリック用ベアリングが嵌っているので、
無くさないように外しておきます。


IMG_8096.jpg

posted by masaty at 23:55| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

シャッター不動のペトリカラー35

ペンタックスの修理は、巻上げギア交換で一段落しました。
ミラーボックスの修理は後回しにして、
今、別のカメラに執りかかっています。

ペトリカラー35ブラックです。
前回は35Dを修理しましたが、
シャッターユニットは触りませんでした。

今回シャッター不動という事で、
シャッターユニットを外しての修理です。
ユニークな構造を探究します。

IMG_8106.jpg


35Dとの違いはシャッタースピードの最高速ですね。
Dは1/300 に対して1/250。
他は殆ど同じのようです。

posted by masaty at 23:10| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペトリカラー35  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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